優勝した関東一ナインノーシードで8強に残ったのは、昨年夏準優勝した日大豊山だけで、四隅のシード校がそのまま4強に残るという、形の上では無風の大会であったが、そこに至る過程は、激戦の連続であった。その結果として行われた関東一と東亜学園の決勝戦。延長10回表に東亜学園が1点先行したが、まだ逆転があるという予感があった。というのも、10回裏の攻撃が、3番の米田 克也から始まるからだ。準々決勝の修徳戦、1点リ