27日、いよいよプロ野球2015年シーズンが幕を開ける。

前日となる26日には、テレビ朝日「報道ステーション」番組内において昨シーズンまで北海道日本ハムファイターズで活躍した現野球解説者・稲葉篤紀氏が今季の順位予想を行っている。

まずはセ・リーグの順位予想を「1位：巨人、2位：広島、3位：阪神、4位：ヤクルト、5位：中日、6位：DeNA」とした稲葉氏は、続いてパ・リーグの予想へ。3位から6位を「3位：日本ハム、4位：ロッテ、5位：西武、6位：楽天」とするや、「（1位、2位は）今でも悩んでます」と続けた。

両チームについて語り始めた稲葉氏は、ソフトバンクを「球場が狭くなったことによってホームラン数が増える。ということは得点能力が上がる。詰まったやつでもホームランになってしまう」と見所を述べ、オリックスは「小谷野、中島、ブランコを獲りまして打力が上がったと見がちなんですけど、森脇監督はもっと緻密な野球をやりたいと。バントと盗塁数がこの3年間でグッとアップした。守備力も高めたいということで大崩れ、大負けはしないだろう」と話すと、最後は「工藤さん、ごめんなさい」と言いながら1位予想をオリックスに――。その理由を「昨年2厘差でオリックスはソフトバンクに負けている。この2厘差を選手が悔しい思いで秋と冬を越してここまで来た」と説明した。

また、古巣・日本ハムについて話が及ぶと、古舘伊知郎キャスターから冗談交じりに「稲葉選手という方が抜けたのがやっぱり大きい」と振られるも、稲葉氏は「昨年、僕手術をしまして殆どチームの戦力になっていない。今年は中田選手が率先して色んなことをやっている。チームにとってもいい方向にいく」と真面目にコメントした。