法政大学学生の開発だけに、ネイビーとオレンジの2色展開に

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私は夜行性ではないので、暗がりだと辺りがよく見えません。では周りが明るいと、どうなるのか? スミマセン、視力が悪いのでおぼろげです。眼鏡は、生活のマストアイテムですな。

この二つの状況に対応するようなアイテムを見つけました。「株式会社 海光社」が2月より発売しているのは、その名も『光る眼鏡すたんど hi-car・lu(ヒカール)』(税別6,800円)。

一つ一つ、説明していきましょう。まず、暗がりで必要になるのは何ですか? それは「光」です。
一方、寝る時間になった場合。私は、眼鏡を外します。この時、テーブルにポイっと放るのは野蛮過ぎる。専用の眼鏡スタンドがあると、すごく具合がいいです。
この二つの要素を兼ね備えたのが、『光る眼鏡すたんど hi-car・lu』。その特徴は、商品名自体が名は体を表わしていますよね。

では、もっと深く掘り下げていきましょう。まずは、この眼鏡スタンドの開発者について。これ、法政大学キャリアデザイン学部の学生たちが、授業の一環で商品化したらしいんです。なぜなら海光社の林宏至社長、同学部で学生を指導していたりもするから。
「本体カラーは、ネイビーとオレンジの2色。法政大学のスクールカラーにちなんでいます」(林社長)
デザインが自動車になっている理由は、顔をモチーフにするも眼鏡をかける突起部の仕様に頓挫したから。モチーフを自動車にしたことでこの困難をクリアできたのが、決め手となりました。確かに横長だし、眼鏡のテンプルはドアミラーにかけられるし、何より可愛いから普通にインテリアだし、言うことなしだ。

続いて、素材について。この眼鏡スタンド、紙に樹脂フイルムでラミネートしたものでできています。要するに、「紙」と「光」。相性が悪そうな気がしないでもないですが、「薄い、軽い、衝撃に強い、均一な面光源で発熱がない、組み合わせる素材を選ばない」を特徴とした無機ELランプを採用しているので、素材が発火する恐れは無いとのこと。

さぁここで、過去のコネタを振り返りましょうか。実は今まで、法政大学キャリアデザイン学部の学生たちによる開発商品は二度ほど追跡しています。2011年には“光るティッシュボックス”を、2013年には“光るカレンダー”を。
そして、今回は“光る眼鏡ホルダー”。光る要素はブレないままですが、なぜ今回は「眼鏡ホルダー」開発に着手したのですか?
「ベッドルームに置いておき、夜間に光って便利なものを考えていたのですが、開発メンバー全員が眼鏡を使用していたため眼鏡スタンドになりました」(林社長)
暗がりに光ると眼鏡のありかを教えてくれるし、眩し過ぎずほぼ熱を発しないので常夜灯にもOKだし、簡単な理由ではあるけども上手い具合に着地しましたね……。

恐らく、次は2017年ですかね? 今度は、何が光るんでしょうか。
(寺西ジャジューカ)