15日放送、日本テレビ「Going! Sports＆News」では「江川のセ・パ順位予想 プロ野球開幕前に断言!?」として、プロ野球解説者・江川卓氏が今季の順位予想を行った。

過去の順位予想では円グラフを用いたり、同じ順位に2チームを入れるなど微妙な予想を繰り返してきた江川氏。この日の予想は1位〜6位の枠にチーム名が書かれたプレートを貼り付けていくスタイルで行われた。

まずはパ・リーグから。1位の枠にオリックスの名前を貼ると「投手力が凄い。打線も補強したので断トツ。間違いない」と断言した江川氏は、2位の枠に「それを覆すとしたら。ひっくり返す可能性はややあります」としてソフトバンクを貼った。

さらに「そろそろ上位に来るだろう」と3位にロッテ、「ここもバランスのいいチーム」と4位に日本ハム、「いいんですけど、波に乗るかどうかで順位は変わる」と5位に西武を貼った江川氏。6位は楽天となる流れだが、エース・則本昂大次第として「あえて入れません」と何故か最後ではぐらかした。

続いてはセ・リーグへ。まずは3位の枠にDeNAのプレートを貼った江川氏は「打撃が好調、メンバーが揃った。ロペスも入りましたし、4番も決まった」と語ると、「問題は1位です」と言いながら1位にヤクルトの名前を掲げた。

昨季はチーム打率がリーグトップながらも、同防御率は最下位に終わっているヤクルト。江川氏は「（昨季は主力投手が）全員春先に故障したんですけど全員戻ってきている。投手力が上がれば打撃は凄い。6位から一気に1位があります。（チーム防御率が）3点台中盤になったら多分優勝」と期待を寄せつつ、自身の古巣・巨人はなんと5位に。

「理由は阿部選手が一塁に行ったことによってキャッチャーは小林さん。打撃が少し落ちます。原さんが競わせてうまくいってるんですけど、若手の成長を求めているところなのでスタートダッシュに戸惑うと、ここまで（5位まで落ちる）可能性がある」。予想の理由をこう語った江川氏は、続いて阪神と広島のプレートを2位の枠に並べ、周囲のひんしゅくを買った。

「ポイント制で計っているんですけど」と言い訳を述べた江川氏。両チームの評価について「殆ど互角なんです。投打のバランスが一番いいのが阪神。広島は投手力が増しました。先発陣が充実している」とした上で6位に入るであろう中日は「時間をかけて若手が成長する段階」などとやっぱりはぐらかし、番組MC・上田晋也から「ちゃんと予想して下さい」と叱られてしまった。