このようなかたちで、別添えで提供される。これで370円はコスパ高いですよね?

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関西人の心のオアシス「阪急そば」。創業48年の歴史を誇る駅そばのパイオニアである。おもに阪急沿線の駅構内にあるそば屋で、大阪を中心に京都や兵庫に点在し、急いでいるときのお昼ごはんにぴったりだ。最近は店内で外国人観光客の姿を見かけることも多く、安くておいしい、ジャパニーズファストフードを満喫している様子。

そんな「阪急そば」の十三駅構内にある「阪急そば若菜十三店」限定で、2月より「ポテそば/うどん」なるメニューが登場し話題になっているのでさっそく食べに行ってみた。関西風の色の薄い出汁のきいたそば(うどん)に別添えで フライドポテトがついてくるというありそうでなかった組み合わせ!

【ほどよく出汁を吸ったポテトがたまらない!】


駅そばだけあって注文から2〜3分と提供されるのが早く、でもちゃんとポテトは揚げたての熱々で感激!
まずはポテトを何本か食べてから、そばの上にどさっとのせてみた。実は内心、まずくはないだろうが別にそんなに合わないのでは……と半信半疑だったのだが、ん? これは……おいしい!
食べ進むにつれ、旨味のある出汁がフライドポテトにジュワ〜とほどよくしみてきて、そばと一緒に食べると絶妙のハーモニー! 出汁を吸ったポテトのちょっと、ほとびたような食感がなんともいえない。普通のきつねや天ぷらそばより好きかもしれない……と思いつつ、あっというまに食べ終わってしまった。

【「ポテそば/うどん」は若者向けに開発された】


「阪急そば」を運営する阪急阪神レストランズの担当者に開発のきっかけなど伺ってみた。「ポテそば/うどん」は、昨年10月に十三駅構内の店舗をリニューアルするにあたり、もっと若者や女性にも駅そばを食べてもらえないだろうか? ということで誕生したメニューなのだとか。
発売後はさまざまなメディアで紹介されたこともあり、ふだん十三駅を利用する人のみならず、わざわざ遠方から「ポテそば/うどん」を食べにやってくる若者も珍しくないのだとか。

【食べ方は3パターンに分かれるという】


実際、どんなふうにして食べる人が多いんでしょうか?とも聞いてみたところ、
「それは本当にいろいろですね。完全に別で食べる方もいれば、最初から全部のせてしまう方、半分くらいのせて残りはつまむ方……でも、意外に合うというお声が多く、ボリュームもあるので若い方にも満足していただいているようです」とのこと。今後、他店舗でも提供するかどうかは未定だが、大変好評なので検討中ではあるそう。

と、そんなわけでファストフードの新たな可能性を感じさせてくれた(←大袈裟?)、阪急そばの「ポテそば/うどん」。隠れた関西名物となっていくのか、今後の展開を見守っていきたいと思います。
(まめこ)