猫の花粉症、和らげるには?

写真拡大

くしゅん! クシャミをする回数も増えてきて、いよいよ花粉シーズン本番になってきたのでしょうか。天気予報でも「花粉情報」が表示され始めていますよね。

筆者は、一昨年から症状が出始めた花粉症初心者ですが、今年は去年や一昨年よりもヒドイような……。家に帰っても症状は収まらず、居心地の悪〜い日々。飼っている猫はクシャミを連発する筆者を不思議そうな目で見てくるのですが、ペットって花粉症にかからないのかしら?

あなたの猫ちゃんも花粉症にかかる可能性アリ!

  
と思って調べた所、最近では、猫や犬にも花粉症が認められているそうなんです。しかもその数も結構多いのだとか。人の花粉症はくしゃみや鼻水、咳などですが、猫や犬は、皮膚の痒みや発赤、外耳炎などの症状がでるようです。なかには涙や鼻水を流す猫ちゃんも! こんなツライ花粉症が愛猫や愛犬にも……と思うと居ても立ってもいられない……! ということで空気のプロ、そう、ダイキンさんに、花粉や空気のことをいろいろ聞いてみました!

効果を最大限に引き出すには? 大切なポイント


――自分の花粉症も年々ひどくなっている気がするし、飼い猫も花粉症になっちゃうんじゃないかと不安です。花粉症対策はどんな方法があるのでしょうか?
ダイキン担当者さん:「対策には空気清浄機が有効ですよ。花粉は、換気のときはもちろん、ペットの毛や衣服などに付着して室内に入ってきます。その室内に侵入した花粉を少しでも早く除去することが重要です」

普段何気なく空気清浄機を使っていても、正しく使えているのか自信がない方も多いはず。そこで、空気清浄機の効果的な使い方を聞いてみました。特に大切なポイントは以下の4点です!
(1)24時間365日運転が理想
(2)生活シーンに応じて風量を使い分ける
(3)設置場所にこだわる
(4)お手入れも忘れずに

意外なのは、(1)の連続運転が理想ということ。留守中くらい停止にしても良さそうに思えるのですが、人がいない部屋は空気の流れがないため、室内に浮遊していた花粉やホコリは下に落ちて床に溜まりやすくなるのだとか。花粉が一度床に落ちてしまうと、空気清浄機では取りきることが困難に……。なので、留守中も空気清浄機を運転して空気の流れを作り、常に清潔に保つことが大事です! 花粉がドバーっと落ちてる床じゃ、猫ちゃんもワンちゃんも安心してゴロゴロできないですもんね。

そして、(2)の生活シーンに合わせた使い分けも重要とのこと。ペットのお散歩から帰ってきて家に入る時や、外に干していた洗濯物を取り込んだりするときは、花粉が侵入することが多いので、大きな風量で運転してすばやく除去しましょう!

また気になる空気清浄機のオススメ設置場所は、人やペットが集まり、在室時間の長いリビング。エアコンと併用している場合には、空気清浄機を対角線上の反対側に設置することで、エアコンの気流との相乗効果も生まれるそうですよ。

今回花粉や空気について詳しく教えてくれたダイキンさんが運営している「空気の困りごとラボ 花粉編」というサイトでは、これからの季節に気になる花粉の豆知識や、対策法を紹介しています。いろいろな花粉豆知識が沢山掲載されているので、気になる方はぜひご一読を。

花粉症対策に空気清浄機 ここだけは見るべき4つのポイント


――今の空気清浄機って進化してると聞きます。これから買うならどんなのがいいですか? 購入時のポイントも教えて下さい。
ダイキン担当者さん:「空気清浄機を選ぶときは、清浄スピード、フィルター寿命、集じん力が長持ちするか、花粉をきちんと分解できるかの4つに注目しましょう!」

清浄スピードは、カタログなどの「適用床面積」という欄を見れば分かります。「適用床面積」とは、その空気清浄機が30分間できれいにできる部屋の大きさを表したもの。カタログを見てみると、ほとんどの空気清浄機が20畳以上です。「うちの部屋はそんなに大きくないから、小さい商品でいいの?」と思ってしまいがちですが、理想は10分程度で空気がきれいになるよう、部屋の広さの3〜4倍のものを選ぶのが良いそうです。
また、「フィルター寿命」は長いものを選ぶと◎。空気清浄機の寿命は約10年なので、フィルターの寿命が10年以下だと交換の必要があり、コストがかかる上に面倒。ここは要チェックですね。

フィルターは長期間使うと目詰まりして集じん能力が徐々に低下していくものなので、なかでも「集じん力が長持ちする商品を選びましょう。
ちなみにダイキンさんの空気清浄機は、業務用の空気清浄機などに採用されている「電気集じん」機能を搭載しているので、高い集じん能力が持続するそう。花粉物質を帯電させてからフィルターに吸着させることで、フィルターの目詰まりを防いでくれるんだとか。10年後の集じん能力は、フィルターだけの空気清浄機の1.4倍なんですって! すごい……!

また、「花粉をきちんと分解できる」空気清浄機もあるので、それを選ぶとなお良いとのこと。花粉のアレルゲンは、花粉の表面だけでなく内部にも存在するので通常の清浄機ではなかなか分解しにくいそうなのですが、最新の空気清浄機には花粉に効果的な技術が使われているといいます。例えば「ストリーマ」という技術は、花粉を芯まで分解することが可能なのだそう。選ぶ空気清浄機でこんなにも性能に差があるのだから、上記ポイントは忘れないようにしなくっちゃ!

自分はもちろん、大切な猫ちゃん・ワンちゃんを花粉症から守るためにも、空気清浄機でお部屋の空気を見直してみてはいかがでしょう?