13日、テレビ朝日「報道ステーション」では、「球界最年長49歳 山本昌 プロ32年続けられた理由」と題し、今季世界最年長勝利記録の期待がかかる山本に行ったインタビューの模様を放送した。

8月で50歳になる山本は「僕がプロに入った時に30歳くらいの先輩がすごいおじさんに見えたんですけど、今の子達は僕を見たらどう思うのかなと。心配になりますけど。ほとんどの選手が僕の後に入ってきている」と言いかけると、「全部の選手か！」と自分にツッコミを入れて大笑い。

「同級生では一緒に入った渡辺久信君がねもう監督を何年もされて、監督終わってシニアディレクターになって。もうシニアかいみたいな感じ」と冗談交じりに続けた山本だが、32年も現役を続けてこれた理由の一つには鳥取県鳥取市にあるトレーニング研究施設の存在があるという。

特殊なトレーニング器具を使い、軽い負荷で様々な方向へ筋力トレーニングを行うことで関節の可動域を広げている山本。その成果については、「一番感じるのは肩がいつまでも元気だなとは思います。肩が痛くなったことないので。同級生の友達は四十肩だ、五十肩だなんて騒いでますけど、そういうのとは無縁ですね」と明かした。

さらに「走ってきましたね。走ることだけはなまけずにやってきた。32年間よく走ったと思います」とも語った山本は、「気持ち的にはもともとしつこいんです。僕はちょっとやったことを長く続けて結構追いかけちゃうんですよ。ラジコンでも全国選手権4位に入ったり、クワガタを育てたり。僕は球も速くないですし、取り柄があるピッチャーじゃないんですけど、自分がよいと思ったことを長く続けるしつこさがここまでこれた要因」と分析した。