「Mr.Children REFLECTION」の前夜祭に行ってきたレポ!

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Mr.Childrenの映画、「Mr.Children REFLECTION」が7日に公開となりました。この映画は昨年に全国のライブハウスで開催した初のファンクラブ会員限定ツアーの模様を収めた内容となっています。ネットの評判を見るとなかなかの高評価のようです。
そんな公開に先立って、6日にTOHOシネマズ六本木ヒルズでは"前夜祭"が行なわれました。

もちろん、ファンとしては行かねばということでさっそく行ってまいりました。
TOHOシネマズ六本木ヒルズの入口です。

入場すると桜井さんが歌う巨大パネルがお出迎えしてくれました。パネルが大きすぎて全容が収まっていないですね(すみません)。

写真には収められなかったのですが、このパネルを撮ろうとする人がかなり多かったです。前に進むのにも苦労するほどでした。さて、この空間にいる人たちはみんなミスチルファンなんです。なんでそう断言できるのかというと

ジャン! なんとMr.Childrenの映画がTOHOシネマズを完全にジャックしているのです。どのスクリーンも「Mr.Children REFLECTION」を上映しています。会場の装飾もミスチル一色で、まさにこの日はミスチルファンのために開催された一夜限りの"祭"でした。
ファンの中には、Mr.ChildrenのライブツアーTシャツを着ていたり、ツアータオルを持参していたりする方もちらほら拝見しました。まさに映画館といえ、ライブ会場にいるかのようです。
そんなファンの熱を感じてわくわくしながらいざスクリーンの中へ。

劇場ならではの臨場感あるサウンドと「4K」ならではの高画質で、本当にライブハウスで居て目の前で桜井さんが歌っているかのよう。

さて、ここからは映画の内容についてネタバレにならない程度での感想です。
内容としては、ファンクラブ会員限定ツアーの模様をあまり省くことなく収めていたと感じさせるものでした。そのため、ファンクラブ会員限定ツアーのチケットを取れなかったファンは特に楽しめるのでは。

また、限定ツアーで新曲が多く披露された影響もあり、映画では7曲にものぼり未発表曲が披露されています。
新曲の全体的な印象として、従来のいわゆる「ミスチルらしさ」が多く残る曲とそれまでになかった新しい何かを感じさせる曲が良いバランスで演奏されていたのではと感じました。
これは、昨年の雑誌(MUSICA vol93より)のインタビューで桜井さんが語った「"大衆的"なものと"屈折してマニアック"なものの両方をMr.Childrenとして出していきたい」という趣旨に当てはまります。

さらに新曲の他に、すでに発売されている曲も何曲か披露していたのですが、何度かライブで聴いたことがあるはずなのに、メンバーが奏でる音に"新しさ"を感じました。
これはここ何年かツアーメンバーとして帯同していた小林武史氏が今回からいないことや、ライブハウスというミスチルにしては異例といえる狭いキャパでの演奏であったこと。そして何よりも現状に満足せず、より良い演奏や音を追求し続けるMr.Childrenメンバーの意欲の賜物ではないでしょうか。

また、ライブ部分の他にも各メンバーへのインタビューのパートもありましたが、こちらに関してはそれぞれのメンバーがいかにバンドのこと、他のメンバーのことをよく考えているかがとても伝わってくる内容でした。さらには、テレビなどではあまり発言しないギターの田原さんが結構語っていたりと多くの見どころがあります。

ところで、先日にMr.Childrenの新しいアルバムリリースが決定したという発表がされました。その名はまさに「REFLECTION」。映画と同じタイトルです。つまり映画で演奏された新曲の多くがこのアルバムに収録されることでしょう。さらには、3月から予定されていたライブも「Mr.Children TOUR 2015 REFLECTION」と決まり、噂されていた通り新曲中心のライブとなるそうです。

そのため、この映画はライブに備えての予習にはぴったりですし、新しいアルバムを聴く前に臨場感たっぷりで先取りしたい、新しいMr.Childrenの音楽に触れたいという方にうってつけの内容となっています。
3週間限定上映のこの作品、ぜひ皆さんも上映終了になる前に劇場に足を運んでみてはいかかでしょうか。
(さのゆう)