北海道民のソウルフード「やきそば弁当」が全国でじわじわと人気上昇中の理由

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日本国民に愛されてきたカップ焼きそば「ペヤングソースやきそば」(まるか食品)が店頭から姿を消してから早くも1カ月。ペヤングファンからは「ペヤングがない生活なんてポイズン」などと嘆きの声が上がっているが、そんななか急遽カップやきそばファンの救世主として注目されはじめた商品がある。それが、北海道民のソウルフード「やきそば弁当」(東洋水産)だ。

ネット上では「やきそば弁当首都圏進出説」をはじめ、Amazonの「食品・飲料/やきそば」カテゴリーで「やきそば弁当」が1位を獲得したことなどが取り沙汰されているので、名前くらいは目にした人もいるのでは?

そうはいっても、北海道民以外にはいまだ馴染みが薄い「やきそば弁当」。今回はそんな話題の「やきそば弁当」の魅力に迫ってみよう。

【スープ付きが嬉しい、北海道では超メジャーな食べ物】


「やきそば弁当」とは、東洋水産が製造するカップ焼きそばのブランド名で、販売エリアの北海道では「やき弁」として親しまれている商品だ。「四角いカップ容器の形状が弁当箱に似ていることから」、「弁当」というネーミングになったという。

コクのある液体状のソース、キャベツとソフト食感が嬉しい鶏肉のミンチ、あざやかな青のりと紅生姜のふりかけ……そんないつ食べてもホッとする安定の味わいに加え、「特製中華スープ」が付いてくるのが「やき弁」の特徴だ! 

通常、やきそばの麺を茹でた後のお湯は捨ててしまうが、「やき弁」はそのお湯をスープとして再利用することができるのだ。麺やキャベツのうまみが溶け出したお湯によって他では味わえないスープができあがる。180円というリーズナブルな価格(希望小売価格)も魅力的で、北海道民を中心に幅広い世代に愛されているようだ。

また「やきそば弁当」はバリエーションも豊富。メインのソース味に加え、塩味、あんかけ風、たらこ味、中華風醤油味、ガーリック醤油ピリッと唐辛子入り、おかか風味……などさまざまだ。現在では北海道だけでなく首都圏でも目撃情報が多発しているので、発見した場合はぜひ購入して食べ比べてみてほしい。

【「やきそば弁当」が炒飯の素(ソース味)を販売中!


さて、「やき弁」に興味を持った方は、こちらもチェックしてみてほしい。その名も、「やきそば弁当風味 炒飯の素 ソース味」だ……! 中に入っているのは3食分のソースと、粉末の中華スープの素。ご飯と卵を自分で用意するだけで、愛する「やき弁」風味の炒飯が自宅で楽しめる。

作り方は簡単。ご飯と卵、そして好みの具材を炒め、付属のソースを投入したら完成だ。やはり「やき弁」シリーズだけあって、中華スープが付いているのが嬉しいところ。
こちらも北海道限定販売だが、新千歳空港のお土産売り場でも購入できるようなので、旅行で北海道に訪れた際はぜひお土産用に購入してみては?

【東北・信越地方でメジャーな「焼きそばBAGOOOON」も忘れるな!】


さて、北海道民のソウルフードといえば「やき弁」だが、東北・信越にも“ソウル・カップ焼きそば”が存在するという。それが同じく東洋水産が製造、販売している「焼きそばBAGOOOON(バゴォーン)」だ。

ネーミングから圧倒的な存在感を放っている「焼きそばBAGOOOON」だが、なめらかで弾力のある麺、ウスターソースと中濃ソースを合わせたオリジナルのブレンドソース、そしてキャベツ、チキンダイス、あおさ、紅しょうががトッピングされており、「やき弁」とは違った味わいが楽しめる。

またなんといっても、その特徴は「やき弁」同様にスープが付属されていること。「中華スープ」が付いている「やきそば弁当」に対して、「焼きそばBAGOOOON」には「わかめスープ」が付いてくるのだ! ありがたい! こちらも湯きりしたお湯を別の容器に注ぎ、付属の粉末スープを溶かすことでわかめスープが完成するという。

さらに「やき弁」に負けず劣らずバリエーションも豊か。「濃厚甘口」、「ちょい辛」、「はま塩」、「チリトマト味」というラインナップ。これはもう「焼きそばBAGOOOON」だけで1週間楽しくすごせるじゃないか! ということで、カップ焼きそばファンの皆さん。これをきっかけに全国のご当地カップ焼きそばに挑戦してみてはいかが?
(はなふさゆう)