蛭子&太川も乗った「三岐鉄道」(右)と「八風バス」(左)の2台が、遂に模型化!

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以前から思っているのですが、太川陽介と嵐の櫻井翔君って似てないですか?
いや、この番組を観て、いつも思ってました。それは、テレビ東京系列で絶賛放送中の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』。そうです。蛭子能収&太川陽介のやり取りが楽しい、同局の看板番組。バスがない、宿がない、超絶ハプニングが連続の、あの珍道中です。

なんと同番組に登場した路線バスが、模型となって発売された模様。トミーテックが1月10日より発売しているのは、その名も『ザ・バスコレクション ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(税抜2,600円)であります。
今回は第12回放送分(松阪〜松本城編)に登場した「三岐鉄道」と「八風バス」の2台が、1/150スケールNゲージサイズのバスモデルとして商品化されました!

それにしてもなぜ、あの番組とコラボを? その辺り、トミーテックに話を伺いたいと思います。
「2007年に放送開始した『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』ですが、当初から私も番組のファンでした。色々なバスを乗り継いでいく流れは注目ですし、あそこまで徹底的に路線バスを活用するガチンコ番組は今までありませんでした。また、昨年辺りから世の中的にも番組が認知されていったので、以前よりバスコレクションを発売している当社からテレビ東京さんに商品化のお話を持ちかけした次第です」(担当者)

ところで今回、なぜ「三岐鉄道」と「八風バス」が選ばれたのだろう?
「テレビ東京さんも番組のDVDを発売しており、相乗効果を狙う意味でDVDに登場したバスの中からセレクトさせていただきました」(担当者)
と言っても、一回の放送ごとに平均して20台ほどのバスが登場するのだそう。それらのバスが画面に映るや、担当者がコマ送りでチェック。車種を細部までチェックし、トミーテックが所有する金型でまかなえるバスを選んだ。
「今回のバス2台は、実際に車庫へ行き、色、形状などを取材してまいりました。結果的に、新たな金型を作ることになったんですけどね(笑)」(担当者)

そんなこんなで発売された今回の『ザ・バスコレクション ローカル路線バス乗り継ぎの旅』、ぶっちゃけかなりの勢いで売れているという。
「『三岐鉄道』も『八風バス』も、三重県の中では小規模のバス会社さんです。恐らく、この企画が無いと商品化は難しかったでしょう。逆に言うと、今回のバスの模型化は普段利用しているお客様方にとって嬉しいニュースのようです」(担当者)
今までのバスコレクションは、都市部にある大きいバス会社の模型化が主。番組とのコラボによってこういう機会が訪れたのは、喜びじゃないですか!

というわけで、今までのバスコレクションとはターゲット層も自ずと変わってきます。
「蛭子さんと太川さんの駆け引き・珍道中が番組の醍醐味ですが、そこに登場するバスを手にし、視聴者の皆様がバス自体に興味を持つきっかけにしていただけると幸いです」(担当者)

そして、今後の展開について。
「今回が想定以上の売上となりましたので、第2弾、3弾の発売も予定しています」(担当者)
どうやらDVDに登場するバスをトミーテックが模型化、という流れが基本となりそうです。

いや、もはや商売っ気抜きです。番組ファンでありバス愛好家として、トミーテックも今回の企画は喜ばしい模様。というのも、同番組が主に出向くのは地方の山間部。即ち、そこは小型バス・中型バスしかない世界です。
「当社ではバスコレクションを10年以上発売し続けているのですが、実は小型バス・中型バスの商品化は少なかったんです。番組を観て気になるバスがあっても、手が出せない状況がありました。しかし番組とコラボしたことで、それらを作る機会を得ました。もともと番組のファンですし、作りたい気持ちはマンマンです!」(担当者)

パッケージのイラストには蛭子さんのイラストが使用されており、何ともほっこり&脱力させます。……が、内に秘めたる思いは熱い!
(寺西ジャジューカ)