低価格PCと言えばGoogleのChrome OSを搭載した「Chromebook」や「Chromebox」がシェアを急速に拡大中ですが、HPがChrome OSではなくWindows 8.1 with Bing搭載のミニデスクトップPC「HP Stream Mini Desktop」をラスベガスで開催中の「CES 2015」で発表し、しかも値段がChrome OS搭載デバイスとそこまで変わらない179.99ドル(約2万1000円)ということで注目を集めています。

HP News - HP Reinvents the Desktop PC for the Home

http://www8.hp.com/us/en/hp-news/press-release.html?wireId=1908670



HPが発表したHP Stream Mini DesktopはCPUにIntelの「Celeron 2957U」を搭載し、OSにはWindows 8.1 with Bingを採用。メモリが2GBでストレージが32GBのSSDとなっており、MicrosoftのOneDriveで200GBのクラウドストレージを2年間無料で使用できます。

HP Stream Mini Desktopには専用のマウスとキーボードが同梱されるとのことですが、有線で接続するのか、無線で接続可能なのかは現時点では明らかになっていません。



HPはHP Stream Mini Desktopと同じタイプの「Pavilion Mini Desktop」も合わせて発表しました。Pavilion Mini Desktopは値段が319.99ドル(約3万8000円)でHP Stream Mini Desktopより高価になっているものの、CPUにIntelの「Pentium 3558U」を搭載し、処理能力がHP Stream Mini Desktopと比べて高くなっています。OSにはWindows 8.1 with Bingを採用し、メモリが4GB・ストレージがハードディスク500GB。また、メモリは8GBまで、ハードディスクは1TBまでオプションで拡張可能です。



わずか約2万円で購入可能なHP Stream Mini Desktop、および約3万8000円のPavilion Mini Desktopは2015年1月14日からHPのオンラインストアで発売が開始される予定ですが、記事執筆現在アメリカ国内のみの販売となっており、日本で発売されるかどうかは明らかになっていません。