草原に佇む羊(年賀状)。

写真拡大 (全3枚)

正直な思いを告白すると、年賀状って面倒ですよね。送り先が多いほど手間がかかるし、その一方で「これって意味あるのか?」なんて思ったりもして。
だって、年賀状ってどれも変わり映えしないじゃないですか。絵はがき調でも、写真入りでも、一言コメントのみだとしても、その印象に大差はないし。「礼儀」と言われればそれまでですが……。

さて、ちょっと風変わりな年賀状をご紹介しましょうか。オンラインショップ「密買東京」が11月11日より発売中の『nenga made 2015-未』を見てください。

……これでも、年賀状!? はい、年賀状です。ペーパークラフトの年賀状なんです。組み立てると、来年の干支・羊になります。

もう、組み立てる前から面白い。軽くウェーブする円形(CDくらいの大きさ)は、羊の“もふもふ”を表してるというか。切り込みと折り筋は初めから入っているので、数カ所折るだけで立体的な羊くんの完成です! 草原の中に立たせたら、普通に羊じゃないですか。

こういうの、楽しいですよね。実は私、以前から知ってました。コネタにて、過去にも取材しているんです。あれは確か、2010年(寅年)用の年賀状だったっけ。この時を皮切りに、2011年(うさぎ年)、2012年(辰年)、2013年(巳年)、2014年(午年)と、同ショップの毎年恒例商品として“ペーパークラフト年賀状”は発売されているようです。
「いつも買ってくださる方は多く、半分以上はリピーター購入です」(担当者)
発売が発表されるたびに「待ってました!」なんて声が寄せられるそうで、その反響は売り手冥利、作り手冥利に尽きるでしょうなぁ!

しかし、今年の羊年賀状は一足違います。今まで、ずっと定型はがきサイズを貫いてきたけど、今回は最初から円形となりました。ペーパークラフトの楽しさと羊らしさを追求すると、このフォルムにたどり着くわけです。
そして注目は、宛名面のデザイン。そこにはかわいらしい羊が描かれ、俯瞰すると前方から羊を見た風景に見えてきます。立体にする前から、干支を表してる! 注意点と言えば、定形外の120円切手が必要ってことくらいですかね?

そんな『nenga made 2015-未』は10枚入り(先着100セットは12枚入り)で、価格は1,080円(税別)です。

最後に、確認を。2010年から発売されている、そして待ち望んでいる人も多いってことは、もちろん今後も……。
「私どもとしては、来年以降もずっと発売していきたいです!」(担当者)

「来年の事を言えば鬼が笑う」なんて言われてるけど、それどころか2016年の話をしちゃいましょうか。申年をモチーフに、どんな年賀状が生まれるのだろうか?
(寺西ジャジューカ)