あら、かわいいわねぇ!

写真拡大 (全6枚)

世には、珍しい病気があるもんですね。つい最近読んだのは「“巨乳症”でPカップだった女性が、手術をしてEカップにサイズダウンした」という海外ニュース。その女性は、「人生が変わった」と喜んでいるそうです。……っていうか、“巨乳症”ってなによ! でも、これを機に前向きに生きていけるのなら喜ばしい限りで。

もちろん、逆の角度からコンプレックスを解消した女性たちもいらっしゃいます。今年7月に立ち上がった「feast」は、A〜AAAカップの女子をターゲットにしたランジェリーブランド。プロデュースは、“現役女子大生デザイナー”として名をはせるハヤカワ五味さんです。
「私自身がAAカップで、自分の胸にコンプレックスがありました。以前から『服を選ぶのは楽しいのに、ランジェリーを選ぶ時だけはなぜこんなにコンプレックスを向き合わなければならばいけないの?』と疑問に思っていて、その概念を変えたかったんです」(ハヤカワ五味さん)

確かに「微乳」「貧乳」なんて言葉はよく耳にするし、その苦しみに向き合うブランドの誕生はハッピーニュース。しかし、言うまでもなく慈善事業ではないわけで。私が言いたいのは「世に“貧乳”で悩む女子はそれほど多くいるのか?」という疑問です。皮ふ感覚だけども、胸の大きい女性が増えてる印象があるのですが……。
「市場調査には出ない範囲かもしれませんが、確実にニーズがあると感じています。私の周りには“やせ型”が多く、気にしている女の子は多いです。特に『feast』でランジェリーを作ってからは、言いやすくなったのか『私も実は悩んでて……』と打ち明けてくれる子が多いですね」(ハヤカワ五味さん)

ここで、そもそもの話をしましょうか。男にはわからない情報です。実はAカップ以下のブラジャーって、なかなか売ってないらしいんですよ。もう、世間のシステムからして“貧乳女子”に苦痛を与えてるじゃないですか……。ハヤカワさんご自身、そんな世知辛い現実に直面することが多かったんでしょうか?
「むしろ、そういう経験しか記憶にないです。Aカップ以下のものがあったとしてもダサいデザインがほとんどで、かわいいものを見つけるとラッキー的な感じでした」(ハヤカワ五味さん)
ダサいデザインのブラをつけたくなかっただけに、しょうがなく無地等のブラで我慢していたハヤカワさん。なるほど、「feast」立ち上げは自然な流れですな。

そんな同ブランド、今までに以下のラインアップを発表しており、全てSOLD OUTという見事な結果を残しています。
一期:水色/白色のランジェリーセット
二期:ストロベリー/ミントのランジェリーセット、腹巻き
「11月末には、さらに新作2種類の販売を予定しています」(ハヤカワ五味さん)

四の五の言ってきましたが、結局は画像をご覧いただくしかないですよ。どうです、めっちゃキュートでしょ! お菓子モチーフの配色だったり、後ろに白い羽が付いていたり、A〜AAAカップの女性にとっては今までにない新境地と言えるでしょうね。何しろ、今までは無地を余儀なくされてたわけですから……。
「『胸が小さくて良かった』、『こういうのが欲しかった』などいろいろな反響が寄せられていますが、一番うれしかったのは胸が大きい方から『胸が小さい人がうらやましい! 私も小さくなりたい!!』と言われたことです」(ハヤカワ五味さん)
おわぁ、これはしてやったりの反応でしょう!

10〜20代、またそれより少し上の年齢層が利用しているという「feast」のラインアップ。今までは“かわいい系”が主でしたが、今後は男性を意識した“セクシー系”の展開も考えているそうですよ!
(寺西ジャジューカ)