2つのオンライン動画広告×TVCMの重複接触の場合、「広告効果」が高くなる【博報堂DYM調査】

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2つのオンライン動画広告×TVCMの重複接触の場合、「広告効果」が高くなる【博報堂DYM調査】

2014年9月8日

[プレスリリース/調査]
株式会社博報堂DYメディアパートナーズは、TVCMとPC・スマートフォン・タブレットなどのオンライン動画広告をかけ合わせることで商品・サービスに関するコミュニケーション活動の効率を高くなる仕組みの構築を目指し、「TVCM× Yahoo! JAPANのインスクロール×InStream動画広告のクロスメディア広告効果調査」を行いました。

本調査は、ヤフー株式会社の協力を得て2014年3月以降に実施された「TVCM×インスクロール クロスメディアキャンペーン」(6業種、6キャンペーンが対象)において、複数の年齢層をターゲットとしたキャンペーンを選定、各キャンペーン2万人以上で述べ12万人を対象に行いました。また、その中でヤフー株式会社、グーグル株式会社の協力を得て「TVCM×インスクロール×InStream動画広告のクロスメディア広告効果」についても調査を行いました。

その結果、TVCM、インスクロール、InStream動画広告の3つをかけ合わせることで、それぞれを単体で実施する、あるいは、TVCMといずれか1つのオンライン動画広告をかけ合わせるよりも、「ターゲットリーチ率」「広告認知率」等において高くなる傾向が見られました。

本稿では、食品業種の「TVCM× Yahoo! JAPANのインスクロール×InStream動画広告のクロスメディアキャンペーン」における調査結果についてご紹介いたします。

食品業種/女性20-34歳ターゲットの場合における結果例

ターゲットリーチ効率の向上効果

TVCM出稿額が一定以上の場合において、TVCM、インスクロール、InStream動画広告の3つをかけ合わせると、TVCM単体や、TVCMと他のいずれか1つのメニューをかけ合わせるよりも、高いターゲットリーチ効率となった。

複合接触による広告認知効果の向上

TVCM、インスクロール、 InStream動画広告の3つの重複接触は、最も高い広告認知率が得られた。

同じフリークエンシー(広告接触回数)でも2メニューでの接触と比べて、3メニュー(TV、インスクロール、InStream動画広告)接触の方が高い広告認知率となる傾向が見られた。

調査概要

- 調査対象としたキャンペーン
2014年3月より実施された6業種・6キャンペーンにおけるTVCM×インスクロールのクロスメディアキャンペーン
※ 業種 : 食品、ノンアルコール飲料、アルコール飲料、乗用車、美容、家電

- インスクロールの仕様
ヤフー株式会社が提供するインスクロール(PCデバイス, 性/年代指定出稿)を使用し、TVCMとインスクロールにおいては同一の広告素材とした。
※インスクロールとは、Webページ下のポジションに掲載され、広告が50%以上表示されると動画が再生開始し、マウスオンすると、音が再生されるビデオ広告商品のこと。

- InStream動画広告の仕様
グーグル株式会社が提供するYouTube InStream動画広告(PCデバイス, 性/年代指定出稿)で、TVCMとYouTube InStream動画広告においては同一の広告素材を使用。
※ InStream動画広告とは、動画コンテンツ視聴前にオンラインで配信される15秒強制視聴型の動画広告のこと。
InStream動画広告は、コンテンツホルダーとグーグル株式会社の間で契約が締結された「パートナー動画」に限定して広告が掲載される仕様の広告商品 (YouTubeのあらゆる動画に広告が掲載されるわけではありません)。

- 調査運営/実施
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ

- 調査対象者
ビデオリサーチインタラクティブ保有の広告効果調査パネル、関東地区男女20-69歳のPCインターネットユーザー各キャンペーン2万人以上を対象、延べ12万人以上を対象として調査実施

[リリース元]

TVCM×Yahoo! JAPANのインスクロール×YouTube InStream動画広告のクロスメディア広告効果調査
http://www.hakuhodody-media.co.jp/newsrelease/report/20140908_8436.html