アクセラには5ドアハッチバックに1.5Lと2.0Lのガソリンを設定し、4ドアセダンは1.5Lのガソリンのみ(あとは2.0Lのハイブリッド)。

ボディタイプとトランスミッションはすんなり決まったとして、数あるパワートレーンから「よしガソリン車にしよう!」と決定しても、5ドアはさらに1.5Lか2.0Lの選択が待ち受けています。

「15S」と「20S」の価格差は35万7000円で、ともに75%減税対象車。1.5Lにのみ「15C」という廉価グレードの設定があり、車両価格170万円台で躍動感のあるスタイルと走りが手に入るのは捨てがたいものがあります。

街乗り中心であれば、1.5Lで十分ですし、時々高速道路に乗るくらいならロングドライブも十分こなしてくれます。

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さらに、「15S」と「20S」には40kgの重量差がありますが、フロントノーズは軽く、数値以上にフットワークの軽さを感じさせるのが1.5Lの魅力。

鹿児島の試乗会では2.0Lガソリンに乗る機会はありませんでしたが、以前に乗った経験からすると、高速道路の合流時や追い越し時などではパンチ力の差を感じさせます。

1.5Lほどアクセルペダルを踏み込まなくても欲しい加速を得られますから、室内もより静かですし、「あと一押し」の余裕は確かに2.0Lの方が上です。

「余計に迷うじゃないか!」という声も聞こえてきそうですが、冒頭で紹介したように、街中や郊外路中心で、時々高速道路を使うなら1.5L。

一方の2.0Lは、高速道路を使っての帰省などロングドライブを頻繁にするなら指名すればいいと思います。

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(Text:塚田勝弘/Still Photo&Movie:前田惠介)