石巻北が3回戦へ

　1回裏、石巻北は1番・和田貴洋、2番・渥美健が四球、3番・小出直人がレフト前ヒットで無死満塁とチャンスを作った。4番・佐藤智也は空振り三振に倒れたが、5番・西村淳志が四球を選んで押し出しで1点を先行。6場・茂木一輝のショートゴロの間に2点目を奪った。

　一迫商は2回、二死から8番・今野祐煕が右中間へのヒットで出塁。すかさず盗塁を決め、9番・今野将大のライト前で大きく跳ねるヒットで1点を返した。

　石巻北は4回に5番・西村が内野安打で出塁。6番・茂木が左中間を破るタイムリー三塁打を放つと、7番・中川龍汰の打球はセンターとショートの間に落ちて、この回、2点目。7回には二死から2番・渥美がセンターに、3番・小出がレフト前にそれぞれヒットを放ち、4番・佐藤が四球で満塁とすると5番・西村がショートに内野安打を放って1点を加えた。

　一迫商は8回にこの回、先頭の今野将が死球で出塁。その後、三振とライトフライで二死となるも、3番・千葉紘裕がレフトへヒット。二死一、二塁で4番・阿部隼也のセンター前にタイムリーを放った。

　結局、5対2で石巻北が勝利した。　2005年に21世紀枠でセンバツに出場し、修徳から勝利した一迫商。かつては部員数も多く、県北の強豪だったが、今年は1年生ゼロ人でベンチ入りは15人。秋は2年生11人で戦うことになる。

(文=編集部）