今季引退を発表している、女子ゴルフ2008年賞金女王・古閑美保。左手首の負傷が引退の一要因となってはいるものの、その早すぎる引退を惜しむ声は多い。

そんな折、9日、テレビ朝日「報道ステーション」では、同局・宇賀なつみアナウンサーが古閑に行ったインタビューの模様を放送した。

冒頭から、「(引退は)もったいないと思いません?」とズバリ尋ねる宇賀アナに対し、古閑は「そのもったいないが全然分からなくて。もったいないって何なんですか?もったいないとか全然思わないです」とキッパリ。

思い出の試合や一打を訊かれても、「それがないんですよね。思い入れがないっていうか。優勝しました → 嬉しい → 終わり。負けました → 悔しい → 終わり。過去のことになっちゃうんですよ、全部。仕事をしていたって感じ。ゴルフを終わるっていう感覚ではなくて、プロゴルファーっていう仕事を辞める、転職するみたいな」と言い切った。

また、賞金女王になった翌年から、左手首の痛みに悩まされる日々を過ごすようになった古閑は、「自分が一番分かる。一番いい時のショットと違うし、一番いい時のタイミングとか、一番いい時の自分とは全然違うので。それがどうやっても戻せなかった」と引退を決意した思いを明かしつつ、宇賀アナから“また戻ってこれるのでは?”と訊かれても、「私は常にトップにいないと嫌だということ。勝つことを目標にずっとやっていたので。(トップにいられないなら)意味ないですね。だから、もったいないとか思わない」と、ここでも揺るぎない気持ちを述べた。

その他にも、「引退したら、刺激がなくなる?」と訊かれれば、「なくなりますか?例えば、極端な話、好きな人に料理を作ってあげて、おいしいかな、おいしくないかなって思うだけでも刺激じゃないですか? っていうのをゴルフと一緒にしたら、他のプロゴルファーの人に失礼かもしれないですけど、私としての感覚はそういう感覚」と答えた古閑。第二の人生については、「今からやっていくことは、全部初めてのことだから、楽しみにでしょうがないです」と話し、自分の言葉に静かに頷いた。

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