23日放送、TBS「クイズタレント名鑑」では、野球解説者・野村克也氏が登場。「教え子の名前100人中何人覚えてる?」と題し、かつて、野村氏が指揮したヤクルト、阪神、楽天の中からランダムに選んだ100選手の名前を、野村氏が何人覚えているか――というテストを行い、その正解数を番組出演者達に問題として出題した。

トップバッターで出てきたのは、就任期間9年・ヤクルト時代の愛息・野村克則の写真だった。
「あははは、これ忘れたら怒られちゃうよ」と前置きした野村氏は、「我が息子ですよ」といいつつ、ドラフト3位と紹介されるや、「そんな上位で獲って貰ったのかね。12球団、どこも声掛からなかったの。たまたま僕が、ヤクルトの監督やってて、“お前どうすんだ?”って言ったら“プロ行きたい”っていうから、“どっか来てるのか?”って。“どこも来てない”、“それはアカンやないか”って、ヤクルトのオーナー社長に無理をお願いして獲って貰ったんです。こんなこと話していいか。本人が聞いたら、傷つつかどうか」と明かし、冒頭からいきなりの大暴露。

その後も、野村氏は、池山隆寛の写真が出てくると、「こいつは俺に感謝してんのかな。楽天クビになって、挨拶きたかな?」とボヤき、広澤克実には「問題児といっていいかな」、金森栄治には「クビになった選手ばっかり」、栗山英樹には「今、モテモテじゃん。どうもね、こういうタイプの選手は嫌いでね」、長嶋一茂には「ヤクルトのお荷物。オヤジも俺が嫌いだから、恐らく家に帰って俺の悪口ばっかり言ってた」と言いたい放題ながら、正解を連発。ただし、外国人選手になると「カタカナ駄目よ」と間違える場面も。

また、新庄剛志の写真には、「これも変わってるわ。最後に言葉交わしたの“せっかく年俸一億以上になって安定してきて、これから稼げるっちゅーのに、なんでこんないい時に辞めるんだ?”って言ったら“いや、野球飽きました”って」と苦笑いを見せた野村氏。結果、100選手中90名を覚えていたが、それでも「駄目だ。100%じゃないと監督失格」と語った。