先月23日、タレント・島田紳助さんが暴力団との付き合いを明らかにし、芸能界引退を発表した。

引退後程なくすると、せき止めていたものが決壊したかの如く、数多のネットメディアや雑誌には、紳助さんに関連するこれまで表に出てこなかったエピソードの数々が活字となって掲載されはじめた。

そんな折、20日発売「週刊アサヒ芸能」(9/29号)もまた、『紳助親分の余罪』と題し、紳助さんにまつわる周辺情報を伝えているのだが、その一つに、「ダルビッシュを怒らせたブルペン乱入事件!『迷彩パンツにビーサンで投球妨害した』」という驚きのエピソードが載っている。

同誌にコメントするスポーツ紙デスクは、「梨田監督は『紳助さんとは近鉄の監督時代から仲がよかった』と、しみじみ話していました。実際、二軍選手のために講演を頼むと紳助さんが快く引き受けるなど、良好な関係が続いていたようです」と語っているほど両者の関係は親密だった様子で、それ故に、紳助さんの引退会見から4日後、梨田監督の退団報道が出るや、「首位を争うこんな時期に突然出た退団報道には、『紳助騒動と関係しているのではないか』と笑えない冗談を言うメディア関係者もいた」(スポーツライター)という。

そんな梨田監督と紳助さんの関係から、ダルビッシュが巻き込まれた悶着とは――。それは、昨年2月、紳助さんが沖縄・名護で行われたキャンプに招待され、姿を見せたときのこと。当時、現地で取材をしていた記者は、「ダルがブルペンに入るということで、報道陣がブルペンに集まってきた。すると、ダルの球を受けるキャッチャーの後方に、緊張感漂うブルペンとは不釣り合いないでたちの男がいることに気づいたんです。サングラスをかけて、Tシャツに迷彩柄のショートパンツ姿で、おまけに足元はビーチサンダルでした。よく見れば、島田紳助じゃないですか」と振り返る。

さらに、同記者は「球道一直線のダルにとって、ブルペンは神聖な場所。それをいい大人が何の配慮もなく、雰囲気をブチ壊しにしたんです。捕手の真後ろには斜に構えて見学する紳助がいる。投球するダルの視界には、嫌でもその姿が入りますよ。思わぬ“投球妨害”を受けて、ダルは怒りに震えていた。投球を終えると、何もコメントせず、怒りを押し殺すように引き揚げていったようでした。結果的に、紳助を招待したことで顔を潰された形の梨田監督も困っていましたね。まさか、あんな服装で来るとは思っていなかったでしょうから」と語っている。

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