15日、日本サッカー協会は、フランスで行われるトゥーロン国際大会(5月20日〜29日)に参加するU−23日本代表メンバー23名を発表した。発表では、海外組の森本、本田、水野が選出され、FC東京の“怪物”平山相太が外れるというサプライズがあった。

しかし、今回の招集では、想定外の驚くべき選出があった。浦和レッズに所属するエスクデロ・セルヒオだ。実は、このエスクデロ。今シーズンのJリーグでは、わずか4試合に途中出場しているだけで選ばれているのだ。浦和レッズサポーターには「逸材」として扱われているものの、知らない人も多いだろう。いったいエスクデロとはどんな選手なのだろうか?

エスクデロは、スペイン人の父と、アルゼンチン人の母を持ち、1988年9月1日にスペインで産まれる。父が浦和レッズでプレーしていた関係で、3歳から8歳まで日本で過ごし、その後、浦和レッズのJrユースに所属。2005年4月には、16歳8ヶ月の若さでJリーグ公式戦デビューを果たし、昨年の6月には日本国籍を取得している。ポジションはフォワード。

この意外な選出には、浦和レッズサポーターが集う掲示板にも「ビックリした。プレーに可能性を感じてくれたのか?この小さなチャンスをものにしてほしい」といった、多くのコメントが書き込まれ、早くも話題騒然。爆発的なダッシュ力と鋭いシュートが武器のエスクデロ。攻撃陣のタレントが手薄なU−23北京五輪日本代表の起爆剤となるか?