ベリンジャー「毎年来られると思っていた」7年ぶり球宴でMVP!ヤンキース史上4人目の快挙に「誇り」
◇MLBオールスター ア・リーグ4−0ナ・リーグ(2026年7月14日 フィラデルフィア)
第96回オールスター戦が14日(日本時間15日)、米ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われ、ア・リーグがナ・リーグに完勝した。MVPには初回に先制の2点打を放ち、3打数1安打2打点だったヤンキースのコディ・ベリンジャー外野手(31)が選ばれた。
ベリンジャーは初回2死満塁から相手先発・サンチェスのシンカーを捉え、中前に2点先制打を放ち「満塁だったので、とにかくシンプルにセンター前へ打ち返そうと思っていました」と振り返った。
球宴選出はドジャース時代の2017、19年に続き3度目で「メジャーに上がった最初の数年間は3年で2回オールスターに選ばれて“毎年来られるんだろうな”と思っていました。でも、戻ってくるまでには長い時間がかかりました。オールスターに選ばれるのは簡単ではありません。健康も、成績も、すべてがそろわないといけない。だから今回は、本当にこの時間を楽しもうと思っていました」とベリンジャー。ヤンキースの選手ではデレク・ジーター、マリアノ・リベラ、ジアンカルロ・スタントンに続くオールスターMVPで「このユニホームを着られることを誇りに思っています」と胸を張った。
また、初回はベリンジャーに続いてライスも中前適時打。大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、ヤンキースの2選手が同じオールスター戦で打点を挙げたのは1962年以来、64年ぶりといい、「ベンは今季ずっと素晴らしいプレーをしています。ホームランダービーでも飛距離のある打球を何本も打っていましたし、世界中に実力を示したと思います」と喜んだ。
後半戦に向けて「今はこの瞬間を楽しみたい。オフを1日過ごしたら、金曜日にはまた通常モード。ドジャースとのシリーズがありますし、まずは地区優勝を目指す。ワールドシリーズに出場して、優勝したい。その目標は変わりません」と後半戦開幕カードとなる17日(同18日)からのドジャース3連戦、さらにヤンキースが現在ア・リーグ東地区で首位レイズを3ゲーム差で追うだけに必勝を誓った。
熱狂的なファンで知られるフィラデルフィアでの球宴を振り返り「本当に楽しい週末でしたし、雰囲気も素晴らしかった。ファンは自分たちの選手を本当に愛していますし、他球団の選手にも情熱を持って接してくれます。ここでプレーするのは楽しい」とし、24日(同25日)からも敵地でフィリーズ3連戦が控えていることから「今日と同じような歓迎を受けるでしょうね(笑)」とまたブーイングを浴びるだろうと笑った。
それでも「それがフィラデルフィアです」ときっぱり。「自分たちのチームを愛し、ファンも熱い。ここで戦うのはいつも厳しい雰囲気ですが、それもこの街の魅力」とアウェーさえも楽しんでみせると意気込んだ。
ベリンジャーは2013年のMLBドラフト4巡目(全体124位)でドジャースから指名され、17年にメジャーデビューし、同年の新人王を獲得。19年には打率・305、47本塁打、115打点でシーズンMVPに輝き、20年のワールドシリーズ制覇にも貢献した。
ただ、翌21年以降はケガの影響もあって成績が下降。22年シーズン後にノンテンダーFAとなった。23年からカブスでプレーし、24年シーズン後にヤンキースにトレード移籍。今季前半戦は94試合で打率・254、11本塁打、51打点と復活を印象付け、7年ぶり球宴をつかんだ。

