フランス代表のレイモン・ドメネク監督が17日朝、先週オープンした新しいフランス・サッカー協会本部(パリ15区)で30人ほどの報道関係者を招き、新年の挨拶を披露した。

 バルテズがナントで現役復帰したことを受け、代表の正ゴールキーパー争いが再燃すると見られる中、ドメネク監督は記者団の質問に「2007年の正GKはクペ」と明言した。ただし「(代表メンバーは)選手のコンディションによって試合ごとに決める」と付け加えている。

 ちなみにドメネク監督は先日、マルセイユで実現したリベリとシセのコンビについて「非常に興味深い」と語っている。監督はリヨンの例(左サイドのマルダとアビダル)を挙げ、同じクラブの近いポジションでプレーする選手同士のコンビネーションが代表に持ち込む「シンクロ効果」を重要視している。

 なお監督のコメントは14日のマルセイユ対レンヌ戦の前に収録されたもので、この試合でリベリのパスを受けたシセがゴールを決めたことは、監督の確信を深めたに違いない。