任天堂が2025年第2四半期の業績を発表、「マリオカート8デラックス」が2024年に最も売れた任天堂のゲームに
任天堂が2025年3月期第2四半期(2024年4月1日〜9月30日)の業績を発表しました。また、2024年9月末時点での「2024年に最も売れた任天堂のゲーム」が、2017年4月28日発売の「マリオカート8デラックス」であることも明らかになっています。
2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2024/241105.pdf
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2024/241105_5.pdf
It's been 10 years since Mario Kart 8 launched, and it still managed to outsell every single first-party new Nintendo Switch game in 2024 | GamesRadar+
https://www.gamesradar.com/games/super-mario/its-been-10-years-since-mario-kart-8-launched-and-it-still-managed-to-outsell-every-single-first-party-new-nintendo-switch-game-in-2024/
任天堂の2025年第2四半期の売上高は前年同期比で34.3%減の5232億円、営業利益は前年同期比で56.6%減の1215億円、経常利益は前年同期比で61.3%減の1471億円、中間純利益は前年同期比で59.9%減の1086億円でした。
同期における任天堂の売上高である5232億円の内訳は、ゲーム専用機が4852億円(前年同期比34.1%減)、モバイル・IP関連収入等が312億円(前年同期比43.3%減)、オフィシャルストアでのグッズ販売等を含むその他が68億円(前年同期比53.9%増)です。ゲーム専用機の売上高が下がった理由は、Nintendo Switchハードウェアおよびソフトウェアの販売数量が前年同期を下回ったためです。モバイル・IP関連収入等の売上高が下がった理由は、主に映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」関連の映像コンテンツ収入が減少したためです。地域別の売上高の割合は日本国内が25.3%、アメリカ大陸が44.6%、ヨーロッパが22.4%、その他が7.7%で、海外売上高比率は74.7%となっています。
同期におけるNintendo Swtichファミリーの販売台数は前年同期比で31.0%減の472万台(Nintendo Swtichが126万台、有機ELモデルが250万台、Nintendo Swtich Liteが97万台)、ソフトウェアの販売本数は前年同期比で27.6%減の7028万本です。同期におけるミリオンセラータイトルは9本で、このうち任天堂タイトルが6本、ソフトメーカータイトルが3本です。
同期におけるデジタル売上高は前年同期比で26.5%減の1599億円。デジタル売上高は主にNintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトおよび追加コンテンツの売上高が減少したことにより、前年同期比で大幅に減少しました。
任天堂が公開した決算資料から、「マリオカート8 デラックス」が2024年1月1日から9月30日までの期間に362万本を販売本数を記録したことが明らかになったとゲームメディアのGamesRadar+が報じています。なお、2025年第2四半期に最も売れた任天堂タイトルは「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」で、発売から4日間で258万本を売り上げました。そのため、2024年9月30日時点で「2024年に最も売れた任天堂タイトル」は「マリオカート8 デラックス」だそうです。
なお、任天堂が公式サイトで公開している2024年9月末時点での「マリオカート8 デラックス」の累計販売本数は6427万本で、同作がNintendo Swtich向けゲームとしては最も販売本数が多いタイトルとなっています。