【みやこS展望】重賞初Vに燃えるオメガギネスが中心
「みやこS・G3」(11月3日・京都)
ダート戦線の冬の大一番・チャンピオンズCへの重要な前哨戦。オメガギネスにとっては本番へ向けて負けられない1戦となる。59キロを背負った前走のシリウスSで0秒2差の2着。前でレースを進めた組には厳しい展開となったが、4角2番手からしぶとい粘りを発揮した。ここまで重賞勝ちこそないものの、昨年のレパードS、今年の東海Sと合わせて2着は3回。持っている能力は間違いなく一級品だ。
二刀流の3歳馬サンライズジパングもV候補の一角。盛岡の不来方賞を完勝して臨んだ前走のJDクラシックでは、上位2頭には完敗の形だったが、東京ダービー馬を抑えて3着を確保した。「前走は脚をぶつけて腫れていたけど、今は問題ない。力はあるので頑張ってほしい。鬼のいぬ間にね」と音無師。2つ目のタイトル奪取で年末へ向かいたいところだ。
ロードアヴニールは3連勝でオープン入りした後も3、3着と堅実なレースぶり。「前走は初めてハナを切る形になったけど着差はそれほどなかったからね。一瞬の脚はかなり速い」と力強い野中師。このメンバーでも能力は引けを取らない。
アンタレスSの覇者ミッキーヌチバナや平安Sを制したミトノオー、そして芝G1ウイナーであり、ダートG1でも2度の3着があるドゥラエレーデなどもV獲りへ虎視たんたん。