5回、左翼線に二塁打を放つ松尾(撮影・西岡正)

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 「SMBC日本シリーズ2024、DeNA−ソフトバンク」(27日、横浜スタジアム)

 若きドラ1コンビが、日本シリーズの大舞台で輝きを放つ。五回に森敬が投手強襲の内野安打を放てば、初出場となった代打・松尾が左翼線を破る二塁打を記録した。

 6点を追う五回だ。1死走者なしから、森敬が相手投手・モイネロの腰付近強襲の内野安打で出塁。4回までわずか1安打と苦戦していた好投手からまずは出塁すると、代打・松尾が左翼線を破る二塁打で1死二、三塁とチャンスメークに成功した。

 19年のドラ1・森敬と22年のドラ1・松尾の、ゴールデンコンビが作った好機だ。1番・桑原が左中間を切り裂く2点適時二塁打で続いた。さらに梶原が中前打で続くも、牧が痛恨の併殺打に。すでに1度リクエストに失敗しているDeNAベンチだったが、牧のプレーにすかさず三浦監督もリクエスト。ベンチも攻めの姿勢を見せたが、判定は覆らずにアウト判定。好機は終わり、5回の時点で全てのリクエスト権利を使い果たした。