7回、二盗を試みた際に左肩付近を負傷し、険しい表情の大谷。右端はロバーツ監督(提供・共同通信社)

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 「ワールドシリーズ、ドジャース4−2ヤンキース」(26日、ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平選手が七回、二盗を試みた際に左肩を負傷した。その直後、二塁ベースに設置されていたとみられるマイクが、駆けつけた中嶋アスレチックトレーナーと大谷の会話を拾った。

 二盗に失敗してアウトになった後、痛みに苦悶(くもん)の表情を浮かべた大谷は立ち上がれず、右手で左手首を握って左腕を支えた。球場が騒然とする中で、ベンチから駆けつけた中嶋トレーナーに大谷から痛めた箇所を伝えた。2人の会話はNHKのテレビ中継でも聞き取れた。

大谷「肩っすね」

トレーナー「え?」

大谷「肩」

トレーナー「どっちの?」

大谷「左」

トレーナー「左肩、外れた?」

大谷「たぶん」

トレーナー「ほんとに?」

 その後、大谷は「ふうー、ふうー」と痛みをこらえて大きく息をはきながら、上体を起こした。

 日本の野球中継ではなかなか聞けない生々しい会話。SNSでは「MLBって二塁ベースの音声も拾えるんだ!驚き 脱臼らしいけど大事に至らないように願います」「大谷さん、お大事にやで。それにしても、二塁ベース付近での会話を拾えるんだね。すごいねえ。」「二塁ベースにマイクがあるっていうそこからして」「二塁ベースにマイク設置されてるんやね」などと大谷を心配する声と同時に、会話を拾ったマイクに驚きの声が寄せられた。