なでしこジャパンはチケット売れ行き絶不調で…内田篤人「監督就任説」の真偽
なでしこジャパン(サッカー女子日本代表=世界ランク7位)が26日、サッカーの聖地・国立競技場で韓国代表(同19位)と対戦する。
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キックオフは午後2時20分。TBS系で生中継されるのでテレビ桟敷でも観戦できるものの、土曜日の昼下がりとあって大勢のサッカーファンが詰め掛けるだろう……と言いたいところだが、チケットの売れ行きは芳しくない。
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が22日、取材対応した折に「多くの人に観戦していただきたいのですが、(集客は)うまくいっていません」とコメント。報道陣から「(満員の)半分の2万5000人くらいですか?」と聞かれて「いやぁ……厳しいなぁ……」と表情を曇らせた。
「JFAに登録している関東圏の40歳以上のシニア世代のチーム、東京都や各県が主催する大会に参加しているアマチュアチーム、女子サッカーチーム、あと小中高のサッカー部などにも無料招待を呼び掛けているが、当日は2万人を超えたらオンの字という状況のようです」(サッカー関係者)
間の悪いことに同じ26日、国内女子プロリーグ「WEリーグ」のカップ戦4試合が開催される。
午後1時キックオフが3試合(仙台vs相模原、神戸vs千葉、埼玉vsC大阪)、午後2時キックオフが1試合(広島vs長野)が組まれている。
元なでしこの選手たちが「同じ日の同じ時間帯なんて……おかし過ぎると思います」という声を挙げれば、女子サッカーファンたちも「一体どこにクレームを付けたらいいの?」「会場によっては観客が歴代最小200人台なんてこともあり得る」といった恨み節も聞こえてくる。
なでしこ自体、そもそも男子日本代表と比べると注目度が低く、それでもパリ五輪後に勇退した池田太監督の後任に著名な外国人監督を招へいすれば、メディアの扱いも違ったはずだ。
しかし、韓国戦で指揮を執るのは、JFA女子委員会の委員長を務める佐々木則夫監督代行。2011年女子W杯ドイツ大会優勝、2012年ロンドン五輪銀メダルと輝かしい実績を誇るが、新鮮味はゼロで露出もわずか。
ライバル韓国との一戦が、巷で話題に上らないのも致し方ないだろう。
「唯一の目ぼしい話題と言ったら、イケメン元日本代表DFのウッチーこと内田篤人が最上位ライセンスのS級を取得し、なでしこジャパンのコーチに就任したことくらい。一部には<なでしこ次期監督に就任する可能性あり>なんて噂も流れているが、内田本人はJリーグの指導者を目指しているので女子サッカーと深く関わることはないでしょう」とは、前出の関係者だ。
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パリ五輪でまさかのメダルなしに終わったなでしこだが、初代監督の鈴木良平氏は「決して悲観することはない。光明を見た」と話している。いったいどういうことか。どこに今後を期待できる要素があるのか。
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