駒澤大・深見教授、漫画『トリリオンゲーム』を題材に「報道機関は企業の信用を高める」

漫画『トリリオンゲーム』を通じて企業戦略を深掘りする動画が公開されました。

駒澤大学で経済について研究する深見泰孝教授が出演し、漫画で描かれた企業戦略や、経済世界の現実を詳細に解説しました。

トリリオンゲームは若手ベンチャー企業家たちが1兆円を目指して奮闘する物語で、彼らが報道機関を取得することで信用を高め、それが企業評価や投資に与える影響について深見氏は「報道機関持つっていうのは、信用力高めるよね」と述べています。

深見氏は、過去に起きた企業買収例や報道の影響を引き合いに、この戦略がどのように機能するかを説明。
具体的な例として、村上ファンドの阪神電気鉄道買収未遂事件に触れ、企業の買収が世論に与える影響を考察しました。

また、報道が企業の株価や投資家の信頼にどのように関わるかについても意見を述べ、「不祥事を隠していては、顧客離れが起きる。誠実な対応は企業の評価を高める可能性がある」と強調しました。

動画の締めでは、ベンチャー企業が赤字でも報道機関との提携によって高い信頼性を築く重要性を伝え、実際の市場動向に関しても興味深い見解を示していました。