糸井嘉男がすっかり忘れていた「FA阪神移籍」の過去…でも大山悠輔には「FAやめろ」のドッチラケ

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 オリックスや阪神で活躍し、現在は阪神スペシャルアンバサダー(SA)の糸井嘉男氏がやらかした。

 発端は、10月14日に更新した糸井氏のX投稿だった。阪神・大山悠輔が国内FA権を取得していることに言及していない、との報道を引用すると、

〈悔しさは、来年タイガースで!!はらせばいい!!〉

 と書き込んだのだ。

 大山は今年4月にFA権を取得しており、行使すれば複数球団による争奪戦となる可能性は高い。チームは全力で慰留する方針ではあるものの、先行きは不透明だ。

 阪神SAの糸井氏にしてみれば、残留してもらいたい一心での訴えだったのだろうが、「いや、お前が言うな」「本気かジョークかわからない」とする反応が広がっている。それもそうだろう。糸井氏の現役時代を振り返れば明らかなのだ。

 2004年に日本ハムに入団すると、10年連続でオールスターゲームに出場し、侍JAPANの4番打者に起用されるなど、獅子奮迅の活躍。その後、オリックスに移籍して主軸を担うと、2016年11月に阪神と4年総額18億円以上の大型契約を結び、FA移籍している。つまり、自身はFA移籍しているのに、大山には残留を強いている、と思われたのだ。

 大山は2016年のドラフトで阪神から1位指名を受けた際、会場には「ええーっ!」という驚きとどよめきが起きた。この年は有望な選手が多く、当時ほとんど無名だった大山がまさかの1位で指名されたことへの率直な感情だった。

 大山が今でも当時の悔しさ、屈辱を口にしていることを考えると、FA移籍の可能性は大いに考えられるだろう。

 その天然キャラクターで凡人には理解不能な発言を繰り返し、「宇宙人」といわれる糸井氏。過去にはオリックスにトレードされた当日、球団事務所で同じくトレードされた八木智哉を発見し、「よかったやん、チャンス増えて。対戦することあったら打たせてな」と激励したが、自らもトレードされたことに気付いていなかったという逸話を残している。

 糸井氏は10月14日になって、次のように弁明。

〈すっかり忘れてました!わたしはFAした身でした…この事に関しても言及はさけます…〉

 やはりと言うべきか、FAで阪神に移籍したことをすっかり失念していたようである。

(ケン高田)