パドレス・松井裕樹 PS初登板で1回1安打無失点に「ナイスピッチング!」

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松井は1イニングを無失点に抑えた(C)Getty Images

 パドレスの松井裕樹が10月9日(日本時間10日)、本拠地で行われたドジャースとの地区シリーズ第4戦で9回から7番手で登板した。これがメジャー1年目で初めてのポストシーズンのマウンドとなった。

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 0―8と大差がついた展開で9回から7番手で登板。先頭の4番マックス・マンシーを膝元に沈むフォーシームで見逃し三振に打ち取ると、この日、第2打席で本塁打を放っていたウィル・スミスも右飛に抑えた。二死からトミー・エドマンに左前打を許したが、ギャビン・ラックスを捕邪飛に打ち取り、1イニングわずか9球、無失点でしのいだ。

 松井のメジャー1年目のレギュラ―シーズンは64試合に登板、4勝2敗、防御率「3.73」。夏場以降は失点が目立ち、9月は登板5試合にとどまっていた。

 ブレーブスとのワイルドカードシリーズも出番なく、地区シリーズ第4戦にきて、PS初のマウンドとなった。

 ただこの試合ではストライクゾーンにボールを集め、しっかり打ち取るシーンが目立った。ベンチ前では捕手のカイル・ヒガシオカとタッチを交わすなど充実の表情を浮かべた。

 メジャー1年目の後半は救援投手としても苦しい時期が続いたが、この日の快投にはネット上でも「ナイスピッチング!」「来年も頑張れ」と応援の声が飛んでいる。

 試合は2勝2敗の両軍タイとし、11日(日本時間12日)はドジャースの本拠地に舞台を移し、運命の第5戦を迎える。パドレスはダルビッシュ有の先発が決定している中、松井の出番はあるのか。今後のPSのパフォーマンスも注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]