UFCの超新星・平良達郎(©Zuffa LLC/UFC)

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 米総合格闘技イベント「UFC」で活躍する平良達郎(24)が、来春のタイトル取りを見据えた。デビューから16戦無敗でUFCでも6連勝中の超新星は、「UFCファイトナイト」(12日=日本時間13日、ネバダ州ラスベガス)でUFCフライ級1位のブランドン・ロイバル(32=米国)と激突。決戦を控えた心境を激白した。

 ――試合を控えた心境は

 平良 この時期になると試合の日が自分の中でカウントダウンされていく感じで、頭の中も試合モードに切り替わったなという感じですね。絶好調です。

 ――現地に入ってから変化は

 平良 米国に来る前は試合まであと4週間というタイミングだったので、いいトレーニングができるかなとか、ケガせず来られるかなとかいろいろ考えたけど、ケガもなく対戦相手のイメージもしっかりできたトレーニングが毎日積めている。試合に向けた準備は整っていますね。

 ――対戦相手の印象と気をつける点は

 平良 すごくアグレッシブで手数が多い選手なので、手数であわてちゃったりとか、そこで疲れたりしないように試合を進めていこうかなと思っています。自分のストロングポイントをロイバル選手にぶつけていくような試合をしたいなと。

 ――試合展開とフィニッシュのイメージは

 平良 向こうも僕の寝技をだいぶ警戒していると思う。チョークでのフィニッシュを考えているんですけど、そこを警戒してくるので打撃やグラウンドでのTKOもイメージして練習してます。

 ――フライ級1位のロイバルに勝てばUFCフライ級王者アレシャンドレ・パントージャ(ブラジル)への挑戦が決定的になる

 平良 今回勝ったらチャンピオンを指名して試合をしてもらいたいなと思っています。10月の試合が終わって、かなうなら3月か4月ごろ、春に試合をしたいなって僕は思っています。

 ――今回の試合に向けて特に取り組んだのは

 平良 スタミナも大事になってきますし、スタミナ強化とサウスポーのロングレンジ(遠い距離)に対するサウスポー対策も。向こうも下からの柔術が得意なので、そこの対応もフォーカスして練習してきました。

 ――階級がなかったらどのUFCファイターと戦いたいか

 平良 誰だろうなあ。絶対に(元UFC2階級制覇王者)ジョン・ジョーンズとかやりたくないですもんね(笑い)。僕って総合格闘技のジムにお兄ちゃんに誘われて入ったんですけど、K―1とかお兄ちゃんに見せられてマーク・ハント選手とか好きだったんです。階級が関係なかったら、どんな感じの圧を感じるんだろうって。あとアリスター(オーフレイム)とか、昔の人と対峙してみたいというのはありますね。