町田GK谷、まさかの痛恨ミス「全部自分のせい」…今季ワースト4失点に沈痛「申し訳ない」
J1リーグ第33節で川崎フロンターレと対戦
FC町田ゼルビアは10月5日、J1リーグ第33節で川崎フロンターレと対戦し、1-4で敗れた。
前節のサンフレッチェ広島戦(0-2/アウェー)に続き、今季リーグ戦初の連敗、さらには今季最多失点という“ダブルショック”となったなか、ミスから2失点に関与した日本代表GK谷晃生は試合後「全部自分のせい」と心境を語った。
前節の敗戦で3位に転落した町田は、ホームに川崎を迎えた一戦で前半13分、FW中島裕希の今季リーグ戦初ゴールで先制。しかし同28分、自陣右サイドを崩された流れからDF三浦颯太に同点ゴールを献上すると、その10分後には谷が自陣ゴール前でパントキックを試みるも、これがミスキックに。相手に拾われた流れでFW山田新にループシュートを打たれて逆転された。
後半に入りPKで1失点して迎えた同26分、三浦のクロスからFWマルシーニョに決定的な4点目を許した場面でも、谷のビルドアップミスが絡んでいた。今季は抜群の安定感が光り、10月のワールドカップ・アジア最終予選の2試合(サウジアラビア戦/10日=ジッダ、オーストラリア戦/15日=埼玉)に臨む日本代表メンバーにも選ばれた実力者とあって、まさかの痛恨ミスだった。
試合後、谷は「今日はもう全部自分のせいなんで。はい。申し訳ない」と沈痛の面持ちで心境を吐露。「要因としては技術ミスもありましたし、判断ミスもありました」と自らの非を認め、選手間でのコミュニケーションの問題を問われても「個人個人のミス」だとし「崩れていけないところが崩れてしまった。自分の責任だと思いますね」ときっぱり語った。
この敗戦で町田は今季初の連敗に。さらに、第17節アルビレックス新潟戦で喫した3失点(1-3)を上回り、今季ワースト4失点での敗戦となった。J1初昇格、初優勝を目指すなかで痛い1敗となったなか「残り5試合、優勝争いもそうですし、ACL圏内も含めて1つでも上を目指さなきゃいけないと思いますし、中断期間入ってしっかり切り替えてやりたい」と前を向いた。(FOOTBALL ZONE編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)