木村“フィリップ”ミノル

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 格闘技イベント「FIGHT CLUB」の実行委員会は3日、5日に開催の第2回大会でYA−MANと対戦予定だった格闘家の木村“フィリップ”ミノル容疑者(31)が大麻取締法違反容疑で警視庁に逮捕されたことを受けて、同試合の中止を発表した。大会自体は開催の方向で調整しており、YA−MANの試合については実施可否を協議している。

 実行委は「本件に関し、関係各所並びにファンの皆さまへご迷惑とご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した上で「FIGHT CLUB実行委員会としましても、木村選手の逮捕を報道で初めて知り、報道以上の情報を把握しておりません」と説明した。「ABEMA PPV ONLINE LIVE」によるPPV配信は中止とし、払い戻し対応および大会配信については決定次第公式SNSで案内するとしている。

 木村はブラジル出身のキックボクサーで20年にはK−1 WORLD GPで第3代王座に就いた。その後、K−1を離脱し、RIZINなど様々な団体に出場。23年にRIZINに出場した際にドーピング検査で陽性となり、失格、半年間の出場停止処分を受けた。その後、年末の再検査も陽性だった。今年に入り、試合に復帰していた。

 木村容疑者は3日、駅で大麻を所持したとして大麻取締法違反容疑で警視庁に逮捕された。