国慶節の大型連休で日本に多くの中国人観光客 「スープカレー」に熱視線…普段の倍以上の客 旅の予算は1人当たり約40万円?

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1日から中国でスタートした国慶節の大型連休。

海外旅行先として今回、一番人気の日本には多くの中国人観光客の姿がありました。

日本を訪れた中国人観光客でひときわにぎわっていたのが、東京・神田にあるスープカレー専門店。
お目当ては北海道直送の旬の野菜を使用し、こだわりのスパイスを調合して仕上げたお店自慢のスープカレーです。

この店のスープカレーを食べるために、日本観光を選んだという男性も。

なぜ、今中国で日本のスープカレーがブームになっているのでしょうか。

福建省から来た人:
この店は中国のインターネットではとても人気です。やっぱり映えるんで自分もとりましたよ

数年前に訪れた中国人観光客が、鮮やかな野菜の色とその味に魅了され、SNSに投稿したところ大バズリ。

それをきっかけに中国の大型連休の時期は、普段の倍以上の客が押し寄せているといいます。

SAMA担当マネージャー・アディカリアルンさん:
(以前は)20人とか30人くらいでしたが、100人から多いときは150人くらい、1日で。食べる前の見た目も大事。そこも意識している。スープは5種類あるので味が全然違う。それは誰にも合うと思う。

中国で始まった大型連休。
日本を訪れた中国人観光客のお目当てのスポットはどこなのでしょうか。

中国からの観光客から話を聞いたところ「昨日ディズニーランドに行きました。これから東京 鎌倉で観光します」「このあと北海道に行きます!」「温泉とか行きたい!大分行きたい!」など、人気の観光地を目的とする方が多いようです。

中には「大阪、奈良、京都、東京、そして富士山にも行く予定だよ!」と話す家族も。
大型連休の1週間、東京観光のあと富士山を見に行きその後、関西方面へ、子供たちに日本の古き文化を体験させる予定だといいます。

懐事情を聞いてみると、予算は日本円にして1人当たり約40万円くらい、家族全員で120万円ほどだといいます。

景気が悪いにもかかわらず大盤振る舞い。
観光庁の調査によると、外国人観光客が日本で消費するお金は中国が4420億円と最も大きくなっています。