Snow Man

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 9月27日放送の『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)で、新企画「TOKYO SoreSnow COLLECTION」(東京それスノコレクション)がスタートした。同企画はメンバーが“ガチ”で考えたコーディネートを纏ってランウェイを歩き、辛口審査員5人がジャッジをしていくというものだ。

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 こうしたコーディネート対決は、同番組がParavi(現U-NEXT)で配信されていた時代からあった企画。メンバーがテーマに沿ったコーディネートを組み、ランキング形式で1人ずつ披露していくのだが、上位以外のコーディネートが実に絶妙でなかなかに面白かった。初めてコーディネート対決が行なわれたのは、2020年12月に配信された「冬のリンクコーデ」対決。第5位に選ばれた深澤辰哉考案の男性コーディネートは全身レディースもの、反対に女性コーディネートは全身メンズものという攻めたもので、深澤が着用していたピチピチのスキニーパンツのインパクトも強烈であった。

 さらに2021年2月には、「彼氏の家で彼女に着てほしい部屋着」をテーマにコーディネート対決を実施。ここでも深澤は“チャイナ服”というインパクトがありすぎるチョイスをしてみせ、スタジオを大いに盛り上げていた。メンバーから「ヤバい」、「エグい」というワードが飛び出していたが、当の本人は「俺はずっと(チャイナ服が好きだと)言い続けてる。雑誌とか調べてくれ!」と必死に弁明。コメンテーターとして参加していた池田美優からは「ただコスプレさせたかっただけでしょ?」、天の声からは「ふざけてるんですか?」と、鋭く指摘されていた。

 また、コーディネートだけでなく、披露時のメンバーの様子も面白いポイントの一つだ。渡辺翔太は、自身が考案した部屋着を着た彼女との憧れのやり取りを一人芝居。彼に借りた部屋着が汚いと文句を言う想像上の彼女に対して、渡辺は「そんなに文句言うんだったら、ガオー!」とカメラ目線をキメたが、みちょぱは「このやり取りをされたら、次の日には別れてるかもしれない」とバッサリ。そのコメントを受けた渡辺は「ほんとしんどいって!」と大爆発し、笑いを誘っていた。

 衝撃のセンスが度々飛び出すコーディネート対決。それゆえに、メンバーたちのコメントもウィットに富んでおり、思わずクスッと笑ってしまう。「冬のリンクコーデ」対決の時も、『鬼滅の刃』をテーマにしたリンクコーデを酷評された佐久間大介は「ヤバい。壱の呼吸、過呼吸を使う」と返していた。メンバーたちが大ウケしてる中、岩本照が「そこ(セリフを)まで用意してんな!」とツッコむところまでを含めてSnow Manらしいやり取りが満載なのだ。

 こうして、これまでも数々の面白い場面を生んできたコーディネート対決。初回から数年経った今、ラウールと目黒蓮のモデルとしての活動はもちろん、阿部亮平もソロで『KANSAI COLLECTION 2024 AUTUMN&WINTER』でランウェイに登場している。宮舘涼太をはじめ、洋服好き、オシャレ好きとして知られているメンバーも少なくない。パワーアップしたSnow Manによる『TOKYO SoreSnow COLLECTION』は今後も定番化していくかもしれない。

(文=高橋梓)