マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が試合数の増加に対するいかなるアクションも「選手主導でなければならない」と指摘した。イギリス『BBC』が伝えている。

 シティに所属するスペイン代表MFロドリが先日、試合数の多さに抗議して選手たちがストライキに突入しそうな状況にあると語った。

 これを受けてグアルディオラ監督は「もし何かを変えようとするなら、それは選手から起こらなければならない。何かを変えられるのは選手だけだ」と言及。「ビジネスは監督、スポーツディレクター、メディア、オーナーがいなくても成り立つが、選手がいなければプレーはできない。彼らだけがその力を持っている」と続けた。

 国際プロサッカー選手会(FIFPRO)の報告書によると、選手の福祉上の“レッドライン”(越えてはならない一線)は年齢にもよるが、1シーズン最大50試合から60試合だという。

 シティはプレミアリーグ、FAカップ、カラバオカップ、チャンピオンズリーグ、クラブワールドカップ、コミュニティシールドで、2024-25シーズン中に最大76試合をプレーする可能性があるだけでなく、多く選手が代表戦にも出場する。

 グアルディオラ監督のコメントに対し、チェルシーのエンツォ・マレスカ監督は「選手を守っているとは思わない。試合数は完全に間違っている」と同調。「何かできるのは選手だけだ。私たちは彼らを助けることができる。ここ2週間、何人かの選手が自分たちの考えを説明してくれたと思う。これは良い出発点だ。ストライキは彼らにとって良いアイディアかもしれないと言った選手もいた」と話した。