■ポーターズ <5126>  2,094円 (+67円、+3.3%)

 ポーターズ <5126> [東証G]が大幅続伸。17日の取引終了後、インドネシア人材求人プラットフォーム「WakuWaku」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。同サービスは、特定技能人材を採用したい日本企業と、日本語・特定スキルを有する優秀なインドネシア人材を、インドネシア商工会議所及びインドネシア政府支援のもと、安心・安全なプロセスでマッチングするというもの。初めてのインドネシア人材の採用や、特定技能人材の安定的な採用を確保したいという日本企業に、最適な候補者を厳選して提供するとしている。

■網屋 <4258>  3,495円 (+100円、+3.0%)

 網屋 <4258> [東証G]が3日ぶり反発。17日の取引終了後、MS&ADインシュアランスグループホールディングス <8725> [東証P]傘下のMS&ADインターリスク総研と業務提携したと発表しており、好材料視された。今回の提携は、網屋の「SIEM製品 ALog」及び「クラウドCSIRTサービス セキュサポ」の販売強化を図るのが狙い。また、MS&ADインターリスク総研は、MS&ADインシュアランスグループの顧客ネットワークを通じて、企業のリスクマネジメントコンサルティングから実効性のあるソリューション提供までをワンストップで支援することが可能となるという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■荏原実業 <6328>  3,995円 (+95円、+2.4%)

 荏原実業 <6328> [東証P]が6日続伸。17日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。上限を17万株(発行済み株数の1.42%)、または5億円としており、取得期間は9月18日から来年3月31日まで。株主還元の拡充を図るとともに、資本効率の向上を図ることが目的としている。

■住友鉱 <5713>  3,727円 (+85円、+2.3%)

 住友金属鉱山 <5713> [東証P]が4日続伸。前日17日のニューヨーク商品取引所で金先物相場は下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にポジション調整目的の売りに押される格好となった。ただ仮にこの先、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げサイクル入りが鮮明となり、ドル売りが加速した際には、ドルと逆相関の関係にある金相場に上昇圧力が掛かるとの期待はマーケットでは根強いようだ。金先物相場の先高観が膨らむなか、金関連銘柄と位置付けられる住友鉱を物色する流れが続いた。

■PAコンサル <4071>  2,173円 (+45円、+2.1%)

 プラスアルファ・コンサルティング <4071> [東証P]が続伸。18日の寄り前に、タレントマネジメントシステム「Talent Palette(タレントパレット)」に、アルムナイ(退職者)との関係を維持し、再雇用を支援する機能の提供を開始したと発表しており、好材料視された。同機能は、アルムナイ情報を一元管理したうえで、企業が退職後も元従業員とコミュニケーションや交流を図り、アルムナイネットワークを活用した人事戦略を支援するのが狙い。近年、人材の獲得競争が激しくなり、企業の人事戦略として退職者に対する注目度が高まり、即戦力人材の獲得/採用・教育コストの抑制/組織の活性化などを企図して、退職者との関係を維持・強化する企業が増えていることから開発したもので、アムルナイ情報の管理・分析やアムルナイ採用管理、アムルナイネットワークの構築などを提供するとしている。

■テクミラ <3627>  348円 (+7円、+2.1%)

 テクミラホールディングス <3627> [東証S]が反発。18日午前11時30分ごろ、子会社ネオスが提供するAIチャットボットサービス「OfficeBot」が、京都市の保健福祉局障害保健福祉推進室に事業者向け問い合わせ対応として採用されたと発表しており、好材料視された。障害福祉サービス事業所をはじめとする事業者などへのサービス向上と問い合わせ対応の迅速化・効率化を図るのが狙い。独自のチューニングや最新言語モデルによる回答精度の高さ、リテラシーを問わず使いやすい使用感などが評価されたとしている。

■UNBANK <8746>  111円 (+2円、+1.8%)

 UNBANKED <8746> [東証S]が反発。18日正午ごろ、金の価格と連動する暗号資産「Kinka」(ティッカーシンボル:XNK)に関して、「Cardano(カルダノ)」 ブロックチェーン創設企業である米エマーゴ・フィンテック社とパートナーシップ契約を締結すると発表しており、好材料視された。カルダノブロックチェーンの世界的な普及を目指すエマーゴ社と提携することで、同ブロックチェーン初の金現物裏付け型の暗号資産を発行。大規模なカルダノコミュニティーをターゲットに金投資の魅力をアピールすることで、安全資産を求めるカルダノユーザーの潜在需要を喚起し、XNKの販売強化を図るという。なお、カルダノブロックチェーン上で発行されるXNKも、日本の居住者は販売対象としていないとしている。なお、業績への影響は、今後の進捗状況によって公表すべき事項が生じた場合、速やかに開示するとしている。

■グリー <3632>  443円 (+7円、+1.6%)

 グリー <3632> [東証P]が3日ぶり反発。17日の取引終了後、東証プライム市場の上場維持基準への適合を確認したと発表。パッシブ系ファンドの資金が流出する恐れが低下したと受け止めた買いが入ったようだ。これまで上場基準のうち、流通株式比率についての基準に適合していない状況にあったが、今年6月末時点で全基準の適合が確認されたという。

■NITTAN <6493>  266円 (+4円、+1.5%)

 NITTAN <6493> [東証S]が反発。17日取引終了後、25年3月期上期に特別利益を計上すると発表した。昨年発生した堀山下工場(舶用部品工場)の火災に関わる保険金のうち一部が確定し、支払いを受けたため。「受取保険金」として2億5700万円を計上する。

■プロHD <9246>  1,156円 (+17円、+1.5%)

 プロジェクトホールディングス <9246> [東証G]が4日ぶり反発。17日の取引終了後、24年12月期連結業績予想について、最終損益を1億2000万円の赤字から2000万円の黒字(前期比96.6%減)へ上方修正したことが好感された。保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、第4四半期に投資有価証券売却益2億2100万円を特別利益として計上することが要因。なお、売上高57億5000万円(同8.5%減)、営業損益1億9000万円の赤字(前期8億5700万円の黒字)は従来見通しを据え置いている。

■くふう <4376>  276円 (+4円、+1.5%)

 くふうカンパニー <4376> [東証G]が反発。17日の取引終了後、自社株429万株(発行済み株数の6.68%)を9月30日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は5988万7595株となる。

■扶桑化学 <4368>  3,700円 (+50円、+1.4%)

 扶桑化学工業 <4368> [東証P]が3日ぶり反発。17日の取引終了後、25年3月期の配当予想を中間・期末各33円の年66円から中間・期末各35円の年70円(前期66円)へ引き上げると発表したことが好感された。

■テスHD <5074>  286円 (+4円、+1.4%)

 テスホールディングス <5074> [東証P]が上伸。18日正午ごろ、子会社テス・エンジニアリングが破砕機など環境機器の専門メーカーであるエイシン(新潟県長岡市)から「木質バイオマスガス化熱電併給設備」18台を受注したと発表しており、好材料視された。同設備は木質バイオマスガス化熱電併給設備で先進的技術を保有するオーストリアのグロック・エコテック社製で、テス・エンジニアリングが調達したうえで25年3月ごろから分割納入するとしている。

※18日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース