巨人に勝利し、山野とタッチを交わす高津監督

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 「ヤクルト7−2巨人」(13日、神宮球場

 不思議な縁と力が働いたのかもしれない。「チーム青木」がそろって躍動し、3連勝に貢献。試合後の高津監督は「青木組、組員いっぱいいるから」と目尻を下げた。

 投打で“青木組員”がそろって活躍した。まずは初回に村上が26号3ランで先制に成功。さらに投げては山野が8回を2失点にまとめて、3カ月ぶりの今季2勝目を手にした。

 ヒーローインタビューでは、山野が「自分も自主トレですごくお世話になった。今日こうして節目の日に勝てたので、ノリさん(青木)ありがとうございます」と思いを込めると、引退会見の席で涙の止まらなかった村上は「すごくお世話になった。今日は特別な日。勝ちたいなという思いで、この先制点が取れてうれしかった」と話した。

 試合後の高津監督は、1週間ほど前の神宮の監督室で話したことを明かし、「ちょっとびっくりしたところと、すごく悲しいところと、短時間だったんですけど、部屋でたくさん話をしました」とした。

 また青木組が大活躍だったことを受けて、「青木組、組員いっぱいいるから。たくさんいるから。ほとんどがそうだからね。そのみんなが活躍して、ノリ(青木)もうれしいんじゃないですか。自分が発表した時にこうやって大勝してくれて」と喜んだ。