メタ本社の看板=ロイター

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 米メタ(旧フェイスブック)の投稿対応をチェックする監督委員会は10日、短文投稿アプリ「スレッズ」上で岸田文雄首相に対して「死ね」と書いたコメントを削除した判断についての調査結果を公表した。

 監督委は、削除は「不必要であり、メタの人権に関する責務にもそぐわない」として、投稿管理のガイドラインをより明確にするよう求めた。監督委が日本に関する調査をしたのは初めて。

 調査の対象となったのは、今年1月にある利用者が日本語の記事のスクリーンショットを含む投稿に返信したコメント。記事は政治資金収入の問題に関する内容で、コメントには岸田氏に対する「死ね」との言葉が含まれていたという。