大敗に茫然とする中国代表の選手たち。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本代表は9月5日に開催された北中米ワールドカップのアジア最終予選で、中国代表を埼玉スタジアム2002に迎え、7−0の圧勝を飾った。

 12分にCKから遠藤航がヘッドで決めた先制点を皮切りに、怒涛のゴールラッシュを披露。最後まで攻撃の手を緩めず、中国を粉砕している。

 一方、まさかの惨敗に終わった中国代表の選手たちはショックを隠し切れない様子だった。
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 取材エリアで、「質問いいですか」「一言だけいいですか」と英語で声を掛けたが、ほとんどの選手が無言でその場を立ち去った。

 スぺインのエスパニョールでプレーした経験のあるエースのウー・レイも首を横に振り、「今日は勘弁してくれよ」といった様子で、立ち止まってはくれなかった。

 なかには、「英語は話せないんだ」「負けたから(ノーコメントで)」と反応してくれた選手もいたが、全選手が沈痛な面持で足早にバスに乗り込んで行った。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)