こちらは「アンドロメダ座」の方向約244万光年先の矮小楕円体銀河「アンドロメダ座III（Andromeda III）」です。アンドロメダ座IIIは天の川銀河の“お隣”の渦巻銀河「アンドロメダ銀河（M31）」を周回する衛星銀河（伴銀河）の1つとして知られています。


【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された矮小楕円体銀河「アンドロメダ座III（Andromeda III）」（Credit: NASA, ESA, and E. Skillman (University of Minnesota - Twin Cities); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)）】

この画像は「ハッブル宇宙望遠鏡（Hubble Space Telescope: HST）」の「掃天観測用高性能カメラ（ACS）」で取得したデータをもとに作成されました。アメリカ航空宇宙局（NASA）によると、ハッブル宇宙望遠鏡によるアンドロメダ座IIIの観測は、アンドロメダ銀河の代表的な衛星銀河における星形成と化学進化の歴史を調査する研究の一環として実施されたということです。


冒頭の画像は2024年8月29日付でNASAから公開されています。


 


Source


NASA - Hubble Observes An Oddly Organized Satellite

文・編集／sorae編集部