松江の花火大会と500機のドローンショーに68万人が来場 松江水郷祭湖上花火大会 チケット販売率や寄付金額も公開

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2024年8月3日、4日に島根県松江市宍道湖岸で「松江水郷祭湖上花火大会」が開催された。昨年に引き続き4台の打ち上げ台船から、宍道湖の湖面と夜空を広範囲かつダイナミックに活用し、過去最大となる2万1千発の花火を打ち上げた。



また、初の取り組みとして500機のドローンによる「水郷祭スペシャルドローンショー」も開催。1時間のエンターテインメントに約68万人の市民・観光客が訪れた。



●松江水郷祭湖上花火大会のはじまり

「松江水郷祭」は、島根県松江市にある宍道湖で開催する湖上花火大会。宍道湖に浮かぶ「嫁が島」で弁天さまを祀る「竹生島神社」の例祭の日に、観光振興や商店街振興のために花火を加えた大掛かりなイベントを昭和3年に実施したものが起源となっている。

このイベントが大好評で、市当局から名称を「水郷祭」としてはどうかとの提案を受け、昭和3年(1929年)に第1回松江水郷祭を開催。そのため毎年、関係者が竹生島神社で祈願してから松江水郷祭は幕を開ける。今では様々なイベントや屋台などでにぎわい、市民に親しまれる夏の風物詩となっている。

また、松江市には国宝松江城の「天守から見える東西南北の山の稜線の眺望を妨げないこと」などの「松江城景観形成基準」があるため、国宝松江城と宍道湖の嫁ヶ島周辺に高い建物が少なく、高く上がる花火をさまざまな場所から楽しむことができる。

2023年に開催された「松江水郷祭湖上花火大会」

●2024松江水郷祭湖上花火大会 開催報告

●来場者数

・3日(土) 35万人
・4日(日) 33万人
・合計68万人(過去最多)

●チケット販売率

・3日(土) 83%(湖北:83%、白潟:95%、湖南:74%)
・4日(日) 79%(湖北:80%、白潟:97%、湖南:64%)
・2日間合計 81%

●旅行会社ツアー数

・3日(土) 16社
・4日(日) 15社
※昨年9社

●クラウドファンディング

・CAMPFIRE 114%(1,149,000円)達成 (2024年7月31日で終了)
・ガバメントクラウドファンディング 達成率60%(604,000円) (2024年8月7日時点)
※ふるさと納税の制度を利用したクラウドファンディングで松江市で初の実施しており、2024年8月19日まで実施中

●フォトコンテスト

2024年9月5日まで開催中

●フォトギャラリー