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もう「お手頃スマホ」とは呼べない。

8月14日に発表をひかえている、Pixel 9シリーズ。発表前のリークでスペックやデザインなどもある程度(というかほとんど)わかってきました。

【8月に登場】Googleのスマホ Pixel 9の噂まとめ。カメラ性能がかなり向上しそう(7月30日更新)

事前情報のなかには価格に関するものもあるのですが、Pixel 8シリーズよりも高価になるのではと予想されています。値上げはつらいけど、その理由を9To5Macが分析してましてですね…。

メモリとカメラに価格相応の価値がある

諸々のリークによれば、Pixel 9は12GBのメモリを、Pixel 9 Pro / Pro XLは16GBのメモリを搭載する予定です。いずれのモデルでも、Pixel 8のメモリ容量をひと回り上回っています。

これは順当なスペックアップに思えるものの、そもそも16GBのメモリを搭載したスマホはハイエンドな部類です。例えばサムスンのフラッグシップ「Galaxy S24 Ultra」のメモリは12GB、ベースモデルの「Galaxy S24」は8GBです。この数字はPixel 8シリーズと同等。

メモリ増量の理由を、9To5Macは充実のAI機能にあるとみています。AIを活用しない使い方においても、動作の快適さやOSアップデートへの対応など、メモリ量が活きる場面が非常に多い。メモリへの投資は恩恵が大きい(価格が高くなっても)といえますね。

また、カメラの高解像度化も価格に影響を与えているとのこと。Pixel 9の超広角カメラとPixel 9 Proのインカメラには、高解像のセンサーが採用されています。

リッチなスマホになった感

Pixel 8の価格は11万2900円でしたが、Pixel 9は15万円を超えると予想されています。ベースモデルで4万円近い値上げとは、かなりのものですね…。

お値段と引き換えに、Androidスマホとしては最上級のスペックを手に入れたのも事実。スペックが高ければAIもサクサク動くし、数年後の未来においても快適に使い続けることができる。新たなAI機能がやってきたとしても動いてくれる可能性は高いでしょう。さすがに来年のPixel 10でメモリ24GBになることはない…よね?

もはやコスパでPixelを選ぶ時代は終わったのかもしれません。コスパ枠ならNothingやXiaomiがいるし、ハイエンドという差別化は賢い選択のように思えます。

いよいよiPhoneと双璧をなすスマホっぽくなってきたな。

Source: 9To5Mac