逮捕の佐野海舟、マインツが新たな声明を出さない理由を現地紙が解説

写真拡大

今月4日に鹿島アントラーズからマインツへの移籍が発表されていた日本代表MF佐野海舟。

だが、今月17日に不同意性交の疑いで知人2人とともに14日に警視庁に逮捕されていたと報じられた。

マインツは「情報不足のためにこの報道についてはまだ評価やコメントができない。できるだけ迅速かつ包括的に問題を明らかにするよう努めている」との声明を17日に発表している。

そうしたなか、ドイツ紙『Bild』は佐野についての続報を伝えた。

『ARD』の特派員からの情報として、佐野が犯行を自供したと報じられていることを紹介。その一方で逮捕されたうちのひとりは否認しているため、捜査は複雑かつ長期化する可能性もあるとも。

「日本では公判前勾留は最長23日間で、新たな証拠があればさらに長くなる。次に何が起こるかは、他の2人の供述と、考えられる証拠がどれだけ明確かによって決まる。起訴されるか、被害者との和解が可能なのかは、まだわからない」

そのうえで、『ARD』の特派員は、「現時点で佐野のスポーツキャリアはひとまず終わったと思う。容疑が事実だと証明されれば、仮釈放の可能性もなく5年の懲役刑に直面することになる」とも述べている。

鈴木優磨も…「欧州移籍が“電撃破談”した悲運の日本人たち」

そして、『Bild』は「マインツは新たな声明を出すことを控え続けている。その理由は、情報の状況が不明確であるため、無罪推定の原則に依拠し続けているためだ。しかし、同特派員によれば、佐野の事件はすでに日本で『大きな怒り』を引き起こしているという」とも伝えている。