フジテレビ系列のバラエティ番組『逃走中』がまさかのドラマ映画化。グローバルボーイズグループJO1の川西拓実、木全翔也、金城碧海、ダンス&ボーカルグループFANTASTICSの佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥がメインキャストを務め、『逃走中 THE MOVIE』として公開されている。

映画では、『逃走中』が賞金総額1億円超、参加総数1,000人の史上最大級かつ命懸けのゲームに。そこに参加するのは、高校時代の陸上部仲間として熱い友情で結ばれていた6人で、とある理由によりバラバラになってしまった若者たちの物語となる。今回は、JO1へのインタビューとして橘大和役の川西、伊香賢役の木全、北村勇吾役の金城に話を聞いた。

左から木全翔也、川西拓実、金城碧海 撮影:宮田浩史


○『逃走中 THE MOVIE』に出演のJO1川西拓実・木全翔也・金城碧海

――『逃走中』というバラエティ番組自体の思い出について教えていただければ。

川西:碧海はもう2回ぐらい出てるんだっけ?

金城:え、2回かな? レギュラーじゃなかったでしたっけ? 毎回出てませんでしたっけ?

木全:多い方や(笑)

川西:もうそれ、ハンターやん!(笑)

金城:(笑)。僕が小学生ぐらいの時から放送されていたので、「俺も出たい!」とずっと夢に見ていた番組に自分が出ることになって。でもハンターが速くて、ミッションも難しいですし、テレビで見ている視聴者の皆さんにも緊迫感や緊張感が伝わる番組なんですけど、出てる方はさらに緊迫感があります。今回はドラマ仕立ての『逃走中』に出ることになって、本当に夢のようです。





木全:バラエティでこんなにドキドキできるって『逃走中』ならではのシステムなのかなと思いました。何かから逃げるって、すごく緊迫感がありますし、それがまた面白くて。僕の地元の名古屋でもとても流行っていて、逃走中ごっことかハンターのモノマネとかをやっていたので、その映画に自分が出ることになっているのがびっくりですし、本当に楽しい時間を過ごせました。

川西:僕はJO1としてデビューして間もない頃に、1度出させていただいて。その時は緊張していたし、ハンターもすごく怖くて、何もできなかったのを覚えています。今回、この『逃走中』では頑張ったので、そこを見てほしいです。リベンジの気持ちで出演しました。

○FANTASTICSは「すべてが素晴らしい」その姿から勉強

――FANTASTICSのお三方とも共演で、刺激を受けたところはありましたか?

木全:FANTASTICSさんは先輩ですし、テレビで見ていた方々と一緒にお仕事できることが光栄でした。話してみると、僕たちにまだまだ足りないようなところもわかってきて、ついていくのに精一杯だったんですけど、すごく優しくサポートしていただき、楽しい現場にしてくださって、感謝しかないです。

川西:皆さん本当に優しいし、本当に面白い。それぞれ違うタイプで、笑いに貪欲なところは、JO1とも似ているなと思いました(笑)

金城:僕は佐藤大樹くんと一緒のシーンがあったんですけど、FANTASTICSさんはたくさんドラマや映画に出られて経験を積まれているので、現場での立ち居振る舞いとか、演技の魅せ方を勉強させていただいていました。撮影現場では(西浦正記)監督から「大樹のセリフをもっと聞いて、お手本にして」というような指示をいただいたんですが、モニターで見ていても、声への感情の乗せ方とかがすごくて。人柄もいい方たちなのに加えて、現場でのスキルやスタッフさんに対しての態度、すべてが素晴らしいなと思って勉強させていただいておりました。





――いま佐藤さんの名前出たので、中島さんと瀬口さんについてもぜひエピソードなどありましたら。

木全:颯太くんは、僕がボケると絶対ツッコんでくれるから、とても嬉しくて(笑)。しかもツッコミの切れ味もすごくて、さすがだなと思いましたね。どんどんボケたくなっちゃう。

金城:黎弥くんは、外で撮影している時とかに「あれ、いなくなった?」ということがあったんです。僕、撮影の合間に誰がどこにいるのかけっこう見てるんですけど、「黎弥くんがいなくなったな」と思ったら、きっと寒かったんでしょうね。ベンチコートを着て、椅子に座って小さくくるまっていたんです(笑)

川西:かわいい!

木全:あんなに大きいのに、誰よりも小さくなってた(笑)

金城:すごくかわいいというか、いいなと思いました。そういう一面も見れて。

――今回の6人で何か一緒にできるとしたら、やりたいことはありますか?

川西:ゲーセンとか行ってみたいです。

木全:おお〜! 普通に遊ぶ(笑)。楽しそう。





金城:学生やん!(笑)。でもUFOキャッチャーとかメダルゲームとか、チーム対抗にしたら面白そう。

木全:『run for money 逃走中』の別企画でやりたいな。

――ゲーセンで得意なものはあるんですか?

木全:僕は、UFOキャッチャー。

金城:めっちゃプロですよ! 取ってきてくれる。

木全:メンバーの誕生日プレゼントを、UFOキャッチャーにしていた時期がありました(笑) だから任せてください、僕が全部取ります!

――ちなみにFANTASTICSさんは、「6人でコーラスグループはどうか」と。

3人:やりたいやりたい!

木全:パフォーマンスグループ同士だから、やりたいですね。

■川西拓実1999年6月23日生まれ、兵庫県出身。11人組グローバルボーイズグループJO1のメンバー。これまでの出演作にドラマ『クールドジ男子』(23年)、W主演映画『バジーノイズ』(24年)などがある。

■木全翔也2000年4月5日生まれ、愛知県出身。11人組グローバルボーイズグループJO1のメンバー。これまでの出演作にドラマ『しょうもない僕らの恋愛論』(23年)、声優として「映画しまじろう『ミラクルじまの なないろカーネーション』」『トラペジウム』(24年)にも出演。

■金城碧海2000年5月6日生まれ、大阪府出身。11人組グローバルボーイズグループJO1のメンバー。これまでの出演作にドラマ『ドロップ』(23年)、映画『OUT』(23年)などがある。

ヘアメイク:西尾さゆり、田村裕子、島田聖香 スタイリスト:岡本健太郎