ユーヴェ、“快足”FWアデイェミ獲得へ本格始動?…ドルトムントは約67億円以上を要求か

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 ユヴェントスがドルトムント所属のドイツ代表FWカリム・アデイェミに関心を寄せているようだ。25日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』やドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 2002年1月18日生まれで現在22歳のアデイェミは、2018年夏に加入したザルツブルクで頭角を表し、2021−22シーズンには公式戦44試合の出場で23ゴール9アシストをマーク。その活躍が高く評価され、2022年夏にはドルトムントと5年契約を締結した。同クラブではセンターフォワード(CF)や左右のウイング(WG)を務め、ここまで公式戦通算66試合の出場で14ゴール8アシストを記録している。

 ドルトムントとの現行契約を2027年6月末まで残しているアデイェミだが、今夏のセリエA移籍の可能性が浮上しているという。報道によると、今夏の移籍市場でアタッカーの獲得を目指しているユヴェントスが、マンチェスター・ユナイテッド所属のイングランド代表FWジェイドン・サンチョやポルト所属のブラジル代表FWガレーノらと並行し、アデイェミにも関心を寄せているとのこと。クラブ間交渉は行われていないものの、クリスティアーノ・ジュントリSD(スポーツディレクター)は既に選手側とコンタクトを取ったようだ。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ユヴェントスが今夏のアデイェミ獲得を検討しており、選手サイドとの交渉を開始したと指摘。ドイツメディア『スカイスポーツ』によると、ドルトムントは適切な額のオファーが届いた場合にのみアデイェミの売却に踏み切る可能性があるとのことで、移籍金として4000万ユーロ(約67億円)から5000万ユーロ(約83億円)を要求しているようだ。

 日本で行われているドルトムントのプレシーズンツアーにも参加し、セレッソ大阪との試合では2ゴールを決めるなど存在感を放ったアデイェミ。果たして今夏にセリエAへ移籍することになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。