ジャイアンツ戦に出場したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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敵地ジャイアンツ戦で広がった奇妙な光景とは

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地ジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。26号ソロを放つなど4打数1安打1打点2得点の活躍で14-7の勝利に貢献した。延長11回まで突入した一戦で、外野席に広がった奇妙な光景に敵地ラジオ局が注目。米ファンからは「サンフランシスコにとって恥ずかしいことだ」「気まずいね」などと驚きの声が上がった。

 青と白がオレンジを凌駕した。ジャイアンツの本拠地オラクル・パークの左翼側外野席。埋めつくしたのは同地区の宿敵ドジャースのファンたちだ。この日は「打倒ドジャース」を意味する「BEAT LA」と書かれたアロハシャツが先着2万人に無料配布されたが、米カリフォルニア州サンフランシスコの地元ラジオ局「KNBR」公式Xが公開した映像では、着用している人は数えるほどしか見えない。

 同局は「ドジャースファンのグループは、ブレット・ワイズリーが彼らを負かした翌日にオラクル・パークを侵略することにしたようだ。なんて大胆なんだ」と文面に記した。前日の同カードはワイズリーのサヨナラ2ランによってジャイアンツが5-3で勝利。それでも懲りずに集結した宿敵のファンを揶揄したようだが、この日は延長11回に大量7失点を喫するなど7-14で悔しい逆転負けとなった。

 外野席に広がった奇妙ともいえる光景に米ファンは驚き。「また来たのか?」「いつもこうだ」「サンフランシスコにはファンがいないのか!!!!」「サンフランシスコにとって恥ずかしいことだ」「なんてこった」「北のドジャースタジアムだ」「気まずいね」などと因縁のライバルに“乗っ取られた”ことを嘆く声が続出した。

 5月中旬にドジャースがオラクル・パークで連戦に臨んだ際にも同局は「今夜のオラクル・パークではドジャーブルーが目立つ」と記して、一塁側スタンドの映像をXに投稿。またも“青い侵略”を許したことに歯がゆい思いを抱いているに違いない。

(THE ANSWER編集部)