KRY山口放送

写真拡大

 長門ゆずきちをエサに使うと、ウニの味と香りがさわやかに?そんなオドロキの研究成果が発表されました。

 こちらは長門市などで水揚げされたムラサキウニ。

 このウニに、2週間ほど、特産の長門ゆずきちをエサとして与えたということです。

(倉重記者)
「酸味が、あ、香りが長門ゆずきち。ホント、さわやかな酸味に驚かされました」

 山口県水産研究センターでは、ムラサキウニにコンブを半年ほど与えて、身入りを改善させたうえで、長門ゆずきちを与えたということです。

 いわゆる「磯焼け」の原因とされているやっかいもののウニを使うため、藻場の回復にもつながるということです。

(県水産振興課 久村悠貴主任)
「磯焼け対策としてウニの駆除をしている。駆除するだけでなくブランドとして漁業者の収入源になってほしい」

 山口県では引き続き県内産の農産物を使うなどして新しい商品化につなげていきたいとしています。