“ひょっこり男”の危うさを元トラックドライバーの春風亭一蔵が語る「思っているより急に止まれない」
5月10日(金)落語家・春風亭一蔵さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「くにまる食堂フライデー~どうした!?一蔵!~」(文化放送・毎週金曜9時~13時)が放送。この日は、春風亭一蔵が元トラックドライバーとして様々なメディアで話題になった「ひょっこり男」の危うさを話す。
水谷加奈(番組パートナー)「一蔵さん、今日の気になる話題は何でしょうか?」
一蔵「ずっとテレビのワイドショーでやっている『ひょっこり男』です。車の前に飛び出して、一回捕まって出てきて、またやっていたと言われてますよね。「何やってんだよ」って言う人は多いと思うんですけど、僕がやっていたトラックドライバー目線で言うと、トラックは皆さんが思っているより本当に急に止まれないんですよ」
水谷「ほう」
一蔵「トラックドライバーはみんな、かなり考えて運転してらっしゃるんです。目の前の信号を見てるだけじゃないんです。まず歩行者信号も見ていて、2つ先の歩行者信号が赤になったら、いよいよ車両用の信号も赤になることを想定しながら減速していくんですよ。そうしないと荷物が危ない」
水谷「うん」
一蔵「特に僕が運んでいたのは車で、ワイヤーで吊ってるだけなんですよ。急ブレーキなんか踏んだりすると、荷台の車が動いて、それだけでワイヤーが切れちゃったりするんです。だからかなり先を見てるんですね。そこに『ひょっこり男』が出てきたら、まず右か左に大きくハンドルを切らなきゃいけない。でもトラックドライバーさんって、どうしても荷物を気にしながらハンドル切ってるんですよ。だから本当に危ない。ぶつかるぶつからないもそうですし、荷物も危ないし、ヒヤリハットを招くことは本当にやめて欲しい。もう一つ、僕がすごく言いたいのは、この方、おそらくいずれ反省するんですよ。年を取っていったら多分やらなくなると思います」
水谷「そうなのかな。だといいですけど」
一蔵「そんな時、自転車に乗っていると、例えば本当に猫が飛び出してきたり、ワンちゃんが飛び出して来たり、人が飛び出して来たりして、本気で『ひょっこり』することがあるかもしれない。その時、事故にあっても誰も信じてくれなくなっちゃう」
水谷「そうですね」
一蔵「本当に危ない時に避けたはずだったのに、「この年になってまだやってんだ」って言われちゃう。だから自分のためにも今すぐやめてほしい。今は車の中にカメラが付いているじゃないですか。全部撮られてますから、言い訳できないし、それを自分で見たときどう思うんでしょうかね。嬉しいのかな?」
水谷「やっぱり楽しいんじゃないですか? オレやってるぜみたいな」
一蔵「そうなっちゃうのかな。多分この放送は、『ひょっこり男』も聞いてくれてると思っていますが、本当に危ない目にあったピンチの時、勘違いされるぞって強く思います」
水谷「本当にやめてもらいたいですね」
このあとは、『趣味がダイエット、特技がリバウンド』を自称する春風亭一蔵が、ダイエットに欠かせない、あるお店のニュースについて熱く語ります! トークの続きはradikoのタイムフリー機能でご確認ください。