岡山の不運なオウンゴールが話題(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

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不運な失点も岡山が逆転勝ちで首位キープ

 ファジアーノ岡山は3月24日、J2リーグ第6節でザスパ群馬と対戦し2-1で勝利した。

 敵地で逆転勝ちを飾ったなか、この試合で唯一の失点シーンとなった不運なオウンゴールが話題になっている。

 試合は前半をスコアレスで終えた一方、後半に入ると一気に動く。同3分に群馬がオウンゴールで先手を取るも、その5分後にMF仙波大志の個人技が光ったゴールで岡山が同点に追い付く。そのまま引き分けに終るかと思われたが、同アディショナルタイム4分にドラマが。左サイドからのクロスをボックス内にいたFWグレイソンが胸で落とし、最後はMFガブリエル・シャビエルが右足を振り抜きネットを揺らした。

 岡山はこの勝利で勝ち点を16(5勝1分)に伸ばし、リーグ首位。無敗でひた走るチームの勢いがどこまで続くか、岡山の好調ぶりに注目が集まる。

 そんな岡山だが、群馬戦では思わぬ失点で先手を許しただけに暗雲が漂った。このシーンで起点となったのは、群馬MF川上エドオジョン智慧のプレー。左サイドからスローインを受けると、中へ素早くカットインし右足でシュートを放った。大きく枠を外したものの、ワンバウンドした低いボールがボックス内にいた岡山DF柳貴博のもとへ。右足でクリアを試みたが、不運にもアウトサイドに当たりゴールに吸い込まれてしまった。

 試合後、このシーンをJリーグ公式X(旧ツイッター)が動画で公開。すると、1日で23万を超える再生回数を記録したほか、コメント欄には「何が起きた?」「ショッキング」「物理の法則完全無視」といった驚きの声が寄せられた。不運なオウンゴールもチームが逆転勝ちを収めただけに、柳としては胸をなでおろしたことだろう。(FOOTBALL ZONE編集部)